三井 大揮 引退試合
1R KO負け
ど派手に散りました!
大揮は3年前に、京都野口ジムさんからうちに移籍し、K1グループのリングに戦う場所を移し戦って来ましたが、前回の敗戦後、格闘技に一区切りをつけようと思うと本人から申し出を受けました。
高校生の頃からFIGHTERとしての道を歩み、今年で31歳
FIGHTERとして良いも辛いも経験し、良いタイミングなんじゃないかと、自分も引退を同意しました。
その中で、色々な方のご協力や、お力添えのおかげで、今回大揮が最後の相手にと熱望していた、タイ人選手との試合が出来る事になりました。
当初は引退試合なので、楽な対戦相手も視野に入れて探してましたが。
10代の頃から本気で格闘技に向き合って来た選手に対して、最後やからと言って楽なマッチメイクを組む事は、大揮が今までやって来た事を否定してしまう気がしたので、今回のファンタブレイブリージム選手(元MAXムエタイ王者)に、対戦相手をお願いする運びになりました!
数多くの応援団も駆け付け、最高の舞台を用意して頂き、勝って最後を華々しく終える事が、ストーリーとしては最高だったのかも知れません。
もちろん自分達も勝たせてやりたいと本気で準備して来ましたし、悔しい気持ちでいっぱいですが。
自分は、これこそがプロのリングの現実なんやと感じています。
努力した者全てが報われるか?
そうじゃない。
常に50%の確率で勝者と敗者が決まる。
残酷で過酷な場所。
だからこそ、勝者には大きな価値が与えられる。
入場前に、舞台裏に集まっていた大揮の後輩達に自分は言いました!
「先輩の姿を良く見とけ!」
最近の格闘技は、良いも悪いも華やかな舞台が多く、良いも悪いも華やかな部分だけを見てプロのリングに上がりたいと言う若者が増えて来ました。
確かに、華やかでカッコ良い!
俺もあんな風になりたい!
と思ってもらえる事は、格闘技界にとって素晴らしい事ですが、プロは、皆が見ている華やかな部分の何十倍も過酷で、危険で、泥臭い事をやって来てます。
今回の結果は本当に残念で、最後を満足行く形で終えれなかった事は事実ですが。
プロのリングの過酷さ。
プロのリングの残酷さ。
こう言った事をしっかり伝える事も!
後輩達に向けて、先にグローブを置く者として!
伝えないとあかん事やったと思っています!
大揮の姿を見て後に続く者は何を感じたのか。
それは人それぞれやと思いますが。
FIGHTER三井大揮の最後の仕事として、大切な大きな仕事をやりきったんじゃないかと、自分は思っています!
これまで、三井大揮を支え、励まし、共に戦って来て下さいました多くの皆様!
本当にありがとうございました!
これまで、三井大揮を育て、心良く、うちへの移籍を認めて下さった野口ジム野口会長!
勝たせてやれなかった事だけが心残りですが、、
本当にありがとうございました!
この度大揮の為に、素晴らしい舞台を提供して下さいました、亀岡ジム山木代表、BRNZ PAY様
本当にありがとうございました!
そして
大揮!
多くの人に愛され、多くの人に支えられ、現役生活をやり遂げたお前と、共に戦えた時間は、俺にとって人生の大きな財産になった。
お前が格闘技から得た物は、強い身体や強い心だけじゃ無く。
数え切れない愛
これに尽きる!
これから新たな道に進む中で、お前はその数え切れない愛を、しっかり還元していかなあかんぞ!
多くの人に愛され
多くの人に支えられ
数え切れない愛を与えてもらった、三井大揮と、共に戦えた事を、心から誇りに思う!
長い現役生活
本当にお疲れ様。
そして
ありがとう❗
三井大揮の新たな道での活躍を楽しみにしてる❗
WIZARDKICKBOXINGGYM代表
田辺 一鷹
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