幸せな瞬間には、脳が「幸せを感じる脳内物質」を分泌しているのでしょう。

 

これらの物質は即座に効果を発揮するため、私たちは直感的に感情を感じるのです。

 

感情は、この「脳内物質の作用」によるものと言えます。

 

幸せな時に分泌される脳内物質は、おそらくオキシトシンでしょう。

 

一方で、不快な感情を感じる時もあります。

 

誰かに嫌なことを言われたり、不快な出来事があった時です。

 

そのような時にも、不快な「脳内物質の作用」が起こり、不快な感覚になると考えられます。

 

従って、不快な感情も「脳内物質の作用」によるものです。

 

おそらく、その時にはノルアドレナリンが分泌されているのでしょう。

 

感情が「脳内物質の作用」であるならば、不快な「脳内物質の作用」を避けることが重要です。

 

特に、不登校や引きこもりの当事者にとっては、「親が子どもに嫌なことを言わない」ことが重要だと思います。

 

それよりも、オキシトシンを分泌させるような、幸せな言葉がけが重要ではないでしょうか。

 

親子間の感情のもつれが原因で事件が報じられることがあります。

 

親の不用意な発言が、当事者の脳内で不快物質を分泌させ、突発的な異常行動につながることがあります。

 

これは心の問題というより、「脳内物質の作用」の問題です。

 

不快な条件が与えられると、不快な結果が生じるということです。

 

これらの問題を「脳内物質の作用」として捉え、もう少し冷静に行動することを願っています。