人間は社会的な動物であり、他者との交流がなければ早死にするリスクが高まります。

免疫力の低下、食欲不振、体力の衰えなどが生じることがあります。

私はステージ4の直腸がんを患っており、余命半年から1年と診断されました。

末期がん患者は食事摂取が困難になることが多く、それが死因になることもあります。

食欲や生きる意欲が失われがちです。

私は常に他者と良好な関係を築くことの重要性を皆さんに伝えてきました。

人は他者との良好な関係を通じて、幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンを分泌します。

オキシトシンは身体の痛みを和らげ、心の苦痛を癒し、幸福感を高めるなど、多くの良い効果があります。

しかし、他者との交流がなければ、オキシトシンは分泌されません。

病人が自宅で孤独に過ごすと、どのような問題が生じるかを考えてみてください。

高齢者であっても、人との交流がないと認知症が進行することがあります。

病人が自宅で閉じこもっていると、健康への回復は望めず、心身の衰退を招くことになります。

私のような末期がん患者にとって、ターミナルケアの一環として定期的に他者との交流の機会を持つことは重要です。

この支援は私だけでなく、日本全国のがん患者や終末期の方々にも広めるべきものです。