中学生になるまで、リコーダーがまったく吹けませんでした。
小学校の頃は、楽譜が全然読めず、おたまじゃくしの意味が分からなかったのです。
小学校4年から音楽の学習で、3年間もリコーダーを使いましたが、私には無用の長物でした。
私のような者がリコーダーを鳴らすと、まわりの者の迷惑になります。
だから私は、いつも静かにリコーダをくわえているだけでした。
5年生になると、専科の先生が音楽を担当するようになりました。
その専科の先生は厳しい人でした。
私は度々リコーダーを持っていくのを忘れました。
そしたら、毎回、みんなの前に出て雑巾で顔を拭かされるのです。
みんなの前で、恥ずかしい思いをさせられるわけです。
私は毎回のように、雑巾で顔を拭かされました。
さて、どうして私がリコーダーを忘れるのかです。
それは、私がリコーダーを持って行っても、何の役にも立たないからです。
先生は私にリコーダーの吹き方を教えてくれませんでした。
リコーダーを学校へ持っていっても、意味がなかったのです。
中学校へ入ってからは、自分で音符や楽譜の勉強をして、いろいろな楽器を扱えるようになりました。
あの雑巾での罰は、どんな意味があったのでしょうか。
どう考えても、私の能力よりも教師の資質の方が問題ありですね。