責任感の強い人にうつ病が多いのは、みなさんもご存じだと思います。
何とか問題を自分で解決しようとする気持ちの強い人は、うつ病だけでなくパニック障害にもなりやすいのです。
そんな人は、不安発作が起きた時、何とか自分で不安を抑制してコントロールしようとします。
これがパニックとなる入り口です。
自分で自分を、完全にコントロールするのは到底無理なのです。
そうなのに、無理矢理に自分をコントロールしようとして、それがうまくいかず、ますます不安を強くしてしまうのが、パニック障害のカラクリですね。
問題を自分で何とか解決しなければならないと、そう考える人がパニック障害になります。
ですから、自分には解決できないと諦めてしまうと、パニック症状が消えます。
これは、その人の考え方の癖であり、考え方を変えると問題が解決するのです。
自分の認知の仕方を変えることになります。
薬では認知を変えることができないので、薬の効果で精神が落ち着いている時、ちょっと考え方を変えてみようかと、そんな風にしていけばうまくいくかも知れません。
これを簡単に言えば、自分と闘わないのが大事だということです。