自分の力で自己肯定感をつけるのは難しい話です。
自己肯定感は、他者から褒められ大切にされる経験の積み重ねの中で、自然にできてくるものだと考えます。
それも、乳幼児期の脳ができてくる親との関係の中で、強く記憶が埋め込まれる時期に必要な経験でしょう。
大きくなって、それも大人になってから、自己肯定感をつけましょうと言われても、ほぼ不可能のように感じます。
私は、大切なのが自己肯定感よりも、他者に対する感謝の気持ちだと考えています。
感謝の気持ちは、無理矢理に作らなくても、ありがたいなと感じた時に、そう思えばよいことなので、容易です。
つまり、まわりの人に感謝する習慣を持てば、結果的にまわりの人から大切にされる経験が増えるわけです。
それでうまくいけば、自己肯定感を持とうと努力しなくても、まわりが大切にしてくれるので、情緒の安定した生活ができるようになりますね。
さて、自分の心の中を覗いてどうのこうのとやるよりも、他者に対して興味を持って感謝の気持ちを感じる方がよほど大切でしょう。
対人関係において、感謝の気持ちを持つことが、最強の方法だと考えています。