毎月、定期的に発達障害や精神障害の人のグループワークをやっています。

 

ここで起きている問題は、自発的な参加者が少ないことです。

 

引きこもり状態になっている人が多いので、親としてはグループワークに参加して欲しいと願っています。

 

しかし、本人たちは自分が参加する場所でないと思い込んでいるようです。

 

自分は発達障害でも精神障害でもないので、あのような障害がある人たちの中に入りたくないと感じているわけです。

 

この否認状態は、ある意味で理解できるのですが、

 

グループワークを、自分と違う障害のある人たちの集まりと決めつけるのは、差別的だと感じます。

 

気を付けて欲しいのは、自分で気づいていないでしょうが、

 

まったくの他者から見た時、自分に対しても同じような視線で見られているところです。

 

潜在的に、自分も差別される側にあるということです。

 

そのことに気付かなければ、自分差別が起こって自己確立ができない状態が続きます。

 

発達障害や精神障害の人の多くに必要なのは、自分を確立して強くすることなのです。

 

さて、無理やりにグループワークへ来いとは思っていません。

 

でも、自己差別意識に気付いていかなければ、自立が難しい状態が続くと考えています。

自立支援の会bolero京都

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