先日、ある研修会で、精神障害の人の発言を聞いていた方が、

 

「自分なりの言葉で、表現して伝えようとしたところは、立派だ。」と反応されました。

 

実際、この精神障害の人の話は、聞いていても分かり難い発言だったのです。

 

でも、その人は話の内容でなく、発言して伝えようとする態度・姿勢を好意的に受け取られたのです。

 

この反応をされた人の姿勢が

、素晴らしいと思いました。

 

精神障害の人に、「話が下手でも発言してもよいのだよ。」と肯定的に言っているわけです。

 

上から目線でなく、自然なところで「よくがんばったね。」と言っているわけです。

 

話をされた当事者は、嬉しそうな表情でした。

 

さて、精神障害の本質は、「不安」にあると考えます。

 

当事者は、こんなことを言ったら、怒られるのではないか。

 

バカにされるのではないか。

 

無視されるのではないか。

 

嫌われるのではないか。

 

いつも、このような不安に悩まされています。

 

そして、その不安があるために、さまざまな症状が出ます。

 

統合失調症とか双極性障害、パニック障害、睡眠障害などの医学的な症状の分類がありますが、その困難の根本に「不安」があると考えるのです。

 

「不安」があるために、心身症状が出たり、社会的に不適切な行動になったり、思考の混乱を極めてしまうのでしょう。

 

さて、「不安」を癒すのは、「安心」です。

 

ですから、まわりの者が「いかに当事者を安心させれるか」というのが大事なのですね。

 

そして、安心の本質は「笑顔」と「肯定」にあります。

 

「笑顔」や「肯定」により、脳内で幸せホルモンのオキシトシンが出るからです。

 

オキシトシンは、癒しをもたらし「不安」を解消するのです。

 

ですから、まわりの人は病状の方に注意を向けるのでなく、当事者の「不安」な気持ちを受け入れて、温かく接してください。

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