「ゴジラの逆襲」(1955年 東宝) 

出演

小泉博

千秋実

志村喬


ゴジラ作品で一番面白いのはコレ


ゴジラ作品で唯一、完全な予告編が残っていない作品である。

 


来年ゴジラが生誕70周年を迎えるにあたり新作リブート作品「ゴジラ ー1,0」が11月3日に公開されるが、「ゴジラ」作品で面白いのは1954年の「ゴジラ」と1955の「ゴジラの逆襲」。
まず、出演者が黒澤明映画にも出演している東宝映画の超一流の俳優陣で、本気で演じているのが面白い。
ゴジラとアンギラスの動きも人間が中に入っている感じがしない。
第3弾「キングコング対ゴジラ」
第4弾「モスラ対ゴジラ」
徐々に役者も大物感が薄れてゆく。
やがて子供向けへとシフト・チェンジしてゆき、崩壊してゆく。
子供を馬鹿にしてはいけない。
子供は大人向けのモノが面白いのである。
大人になったら自分が子供だった頃のことを覚えていないから、子供が喜ぶモノは幼稚なモノだと勘違いするのである。
歌手のピンクレディーもそうである、大人向けだったから子供達も夢中になったわけで、ピンクレディーが子供向けにシフト・チェンジして徐々に人気は下降し崩壊していったのである。

ちなみにピンクレディーの曲で一番好きなのは「SOS」である。決して子供向けでは作られていないのである。
当時、少年だった自分には大人向けが丁度良かった。


オマケ
中森明菜&小泉今日子の「SOS」