ナイトさんの説を実証したレース
1989年ジャパンカップ
大観衆の声援に脅えイブンベイが大暴走し、それを2400m世界レコードホルダーのホークスターが競りかけるという形で1800mm地点2000m地点で当時の日本レコードを上回る超ハイペースとなり、2400m戦とは思えない縦長のバラけた展開となった。
3番手で追走するニュージーランドの芦毛の牝馬ホーリックス!
4番手に先週のマイルチャンピオンシップを勝って連闘で出走して来た日本のオグリキャップ!
オグリキャップに並びかけようとするスーパークリークが追走!
その後に当年の凱旋門賞馬キャロルハウスが続く〜

このイブンベイとホークスターが作り出した狂気のハイペースに後続の脚はなし崩しとなり、道中6番手以下のグループからは10番手から③着となった前年覇者ペイザバトラーだけである。

①着ホーリックス(ニュージーランド)
2分22秒2【世界レコード】

②着オグリキャップ(日本)
2分22秒2(クビ)

③着ペイザバトラー(米国)
④着スーパークリーク(日本)
⑤着ホークスター(米国)
⑥着イブンベイ(英国)

実況したフジテレビの大川和彦アナウンサーは、レース中出走した15頭中6頭しか馬の名前を言っていない。そのため、道中10番手から3着に入ったペイザバトラーをはじめ後方を進んだ馬は一切実況で呼ばれることはなかった。

最下位で入線したのはブービーのキャロルハウスから更に2秒差を付けられたロジータだったが、同馬の走破時計2分26秒9も同年のオークスの勝ちタイム2分29秒0を大きく上回るもの。


ホーリックスはオグリキャップの初恋の相手だったというエピソードもありますね。
オグリキャップは飼い葉食い中に桶から顔を出さない程の食いしん坊だったのだが、ホーリックスが目の前を通った瞬間だけ顔を上げ、目線でホーリックスの後を追ったらしい♪
だからレース中は必死にホーリックスを追走したのだ!というエピソードですね。

ちなみにこのジャパンカップは
枠連2ー2
勝ちタイムが2分22秒2

オマケに、この月の大相撲11月場所は222代大関・小錦が初優勝だった。