お疲れ様です。



今週もよろしくお願いします。

🐶🐶

もやし、みょうが、椎茸、えのき茸、きぬさやの味噌汁。
ヘルシーなだけでなく、いろんな野菜の旨みがカオス状態となって、めっちゃ美味しかったです。💯

週末は自分で買ったスイーツならびに頂き物のスイーツを食べすぎました(ホントにイマドキのスイーツは美味しすぎる……)。
なので、今週は極力ヘルシーなメニューを並べて、身体を引き締めたいと思います。

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神保哲生・宮台真司他『天皇と日本のナショナリズム』(春秋社)を図書館で借りて再読。
「ビデオニュース・ドットコム」の本(2006年)。
20年弱も昔の書籍だが、今読んでも全く古さを感じない。それはつまりこの20年で日本(世界)の流れは変わっていない(どころか加速している)ということの証左だろう。
特に第5章の宮台さんと香山リカさんの対話に唸らされた。
その中で宮台さんが斎藤美奈子がかつて論じた「オヤジ慰撫史観」を持ち出している。
オヤジ慰撫史観とは?
寂しい中高年の男たちが(欠落したものを埋め合わせようとして)空虚な「ナショナリズム(あくまでも、かぎかっこ付き)」に走る、というのがその概要である。
誰にも何にも慰撫されない(平たく言えば、誰にも愛されていない)、熟年離婚および孤独死一直線の淋しく哀しいオヤジが(本書が発刊された)20年前と比べても格段に増えているように感じる。
「そう言うおまえはどうなんだ」
と問われるかも知れない。
齢50にして、素敵なパートナーと愛し愛され、数は少ないが素晴らしい友人たちと笑い合い、(能力面のみならず人格的にも)優秀を極める若者たちと愉しく仕事(コラボレーション)が出来ている自分は、間違いなく、
「哀しくない。淋しくない」
と断言できる。
でも、(いつも言っていることだが)自分は失敗の多い半生を歩んできたし、どうしようもない孤立に立ち往生した季節もあった。確認をひとつ入れておくと、その絶望的な孤立を招き寄せたのは、僕の場合で言えば、己の愚かしさ以外の何ものでもなかったのだけれど……。
いま、この時、現在、自分のまわりに素晴らしい男女がいてくれるということ。それは本当に幸せなことなんだ、と本書を読んでしみじみと感じた次第。
今朝も遠隔地の生徒にオンラインで世界史を教えた(僕は、自分と学びたいと言ってくれる生徒には無料で教えることがあります)。ベトナム戦争をテーマに30分強、語り倒した。生徒のリアクションが素晴らしいので、本当にたのしかった。夕方、山本源や西川とメールや電話でやりとりした時にも感じた。打てば響く若者たちと日常的にコミュニケートできる仕事に就けている自分はしあわせだと思う。少なくとも、(かぎかっこ付きの)ナショナリズムで埋め合わせなければいけないような穴は、こころに穿たれていない。