富山チューリップテレビ制作の『はりぼて』を観た。


富山チューリップテレビのような真っ当なテレビ局がたとえば各都道府県県に一局ずつ在れば、きっと日本は今より遥かに素晴らしい国になるのだろう……。

7月には参院選がある。このドキュメンタリー映画を観たら、きっと誰もがこう思う。

「選挙って大事だな」

ちゃんとした人間を見極めて投票しなきゃな、って。


映画のことからすこし逸れるが、昨年、ある教え子のことで京都の(ある市の)市議会議員さん(二人)にお力を貸していただいた。

詳述はできないが、いじめ問題が絡んだ(越境)転校の件で。

その二人の議員さんはものすごく親身になって僕の教え子のために動いて下さった。むろん、彼らには一銭の得にもならない案件である。


市民のために真面目に仕事をしている議員はたくさん存在する。国会にも市議会にも真摯な政治家は数多いる(に違いない)。

でも、その一方では、どうしようもなく劣悪な人間が私利私欲のためだけに政治を利用していたりもする。

その両方が真実だ。

だからこそ、選挙が、本当に本当に大切なんだ……。


ドキュメンタリーとしてはもとより、コメディとしても、『はりぼて』は秀逸。観るに値する秀作である。