おかあちゃん 夜は寒くなってきたよ。
ワン子の為に オコタを準備した。
ワン子は 出たり 入ったり。
忙しくしているよ。可笑しいよ。

詳しい細胞診を受けた。麻酔をしたけど痛かった。
何ヵ所も採った。終わると テープの上に太いテーピングをした。
看護師から 「明日の朝 お風呂で剥がして下さい」って説明があった。
怖かったけど うまく取れた。

おかあちゃん 京都弁。「ビックリらポン」は聞かないね。
でも 昔のような 嫌だなぁ。と思う京都弁はない。
役者さんも うまく話される。

前に 職場の上司から「京都の人は 何でも ○○○さんっていうね。」と言われた。
可笑しかった。そんな事 思わずに使っている。
「お芋さん 焼けたへ。ふうふうして食べや」
おかあちゃんの 優しい声がする。
2つに割って ふうふうしながら 私に渡してくれる。
懐かしいな。あんなに優しくしてくれたのに 私は 何も返していない。

おかあちゃん 「お早う お帰り」もう一度 聞きたいな。

おかあちゃん 病気になって考えた。
私は 何の為に生きるのか。もういいではないか。
ワン子がべったり甘えてくる。こんな小さい命に 生かされていると感じる。

おかあちゃん もう少し生きてみるよ。
お月様が綺麗だった。細い三日月。
日々変わっていく月。私も少しは 変わっているのかな。

おかあちゃん ありがとう 好き好き好き好き好きだよ 愛しているよ
これからも ズーとズーとズーとズーとズーと一緒だよ よろしくね 

<頭隠して(^^)> オコタにもぐり込むワン子

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