オリンピックが終わると、夢に向かってがんばっている人たちを見ては


私もがんばらないと!と思ったり、

私は夢に向かっているのかな?とちょっと振り返ったり


いつもそんな時間があるように思います。


私は誰が言ったか覚えてすらいないのに

「5年前の自分が今の自分を作っている」という言葉をこういう時に思い出します。


今から5年前は2017年2月

今の会社に戻って半年が過ぎた頃です。


今も会社の売り上げはコロナ以降激減したままで、改革をしなければならない苦しい時期が続いていますが


当時の私も仕事で結構悩んでいた頃でした。


その状況を打破するためにした行動が、今までの私とは違う行動がだったのが印象強く残っています。


↑5年前の春に京都に行った時のもの。
すでに閉店してしまったのですがefishというカフェブーム草分け的存在のカフェでの1枚

与えられた環境に課題があるのであれば、その環境下で自らの行動で変化させる

ということを初めてしました。


そんなの当たり前では?と思われるかと思いますが、


私は、改革心はわりと強い方だとは思うので改善案などは思い付いたら提案する方です。


ですが、会社や部門の考え方や方針など少し大きなスケールになると


自分一人の力で変えられることはなかなか難しいですよね。


なので、そこが自分と不一致を感じるのであれば、私が環境を変えるしかない。というのがそれまでの考えだったのです。


簡単にいうと、転職するのいうことです。


会社が変わらないのであれば、自分に合う場所をみつける

それまでの私は徹底的に↑こういう考えでした。


会社の方針って、上層部が変われば突然変わったりするので、待っていれば私が考える方向と一致してくるかもしれないです。


でも、私はその「いつかもわからないけど、変わるかもしれない」という不確かな可能性に今の自分をかけることの方が、


とんでもない勇気が必要に思えていて、自分が環境を変えることを選択してきました。


そんな考えだから私の転職歴が多くなるのです。


その性格をわかっていたのが、今の会社です。


私は5年前の出戻り時から正社員だったのですが、当時は契約社員でしか採用してなかったそうです。


ではなぜ私は正社員だったのかというと、前職がカウンセラーや講師をしていたこともあり、


職には困ってないだろうから、もしかしたら契約社員だと更新しないで


一年であっさり辞めそうだと思われたからだったみたいです(笑)


さすが出戻りなので、会社にも性格がバレてます。


時間をかけてじわじわと

そんな性格バレバレの環境で、私が環境を変えるために、


自分が出るのではなく、同じ環境下のままで自らの行動で変化させるをしたのか?


「私もそろそろ自分の考えを会社に主張してみてもいいのではないか?」と思ったからだと思います。


「自分の道は自分で見つける」主義な私には、目的に合う会社を見つける方が早くて


会社と向き合って、自分で会社を変えようとする方が長い時間とエネルギーがかかると考えていました。


実際に今でもそうだと思います。


特に当時はまだ入社半年なので、変えようと考えている人と少しずつ話をしていました。


上司には逆に考え方などは言わずに直接的な課題解決の提案をして、理解を得るようにしていました。


上司にも考えを言った方が良いような気もしますが、やはりまだまだ古い考えの人が多いので


いきなり部下から考え方を説かれると、拒絶されるので言いませんでした。


結果を出さないと言いたい事は通らない

時間がかかるもうひとつの理由は、これです。


やはり事業への貢献がない人に言われても「結果出してから言ってよ」と思われるので


与えられたものだけでとどまらず、その上やそのプラスアルファを目指していました。


そんな両建てをしていたので、入院するようなはめになるんで、やりすぎはよくなかったと反省はしています。


でもそんな5年間を過ごして、途中からコロナで業績大幅ダウンでそれどころじゃないという状況で、


正直、会社は良くなったとはまだまだいえないですが


「働きやすい会社にしたい」

「業務課題を自分達で解決したい」


などと公言できる環境にはなっていることと、実際に改善の話し合いを定期的に続けてきています。


これからの5年

今よりもっと改善の声をあげやすい環境にして


今よりもっと社員ひとりひとりがちょっとした改善をしようと思える環境もつくりたい


と考えています。

言うのは簡単ですが、やるのはなかなか大変です。


考えてみれば、今書いていることはすべて私の役割ではなく、


いわばやっていいとは会社に認められてはいるものの、立場はボランティア的なポジションです。


今後、私の担当業務にしたいのではなく、業務改善を常に考えるというのが


当たり前の環境となって欲しいということのが私の目標なんだろうと思います。


と、5年前の自分を振り返ると確かに今の私であり、これからの目標であるということが明確になります。


日常の忙しさに追われると、なかなかこれまでの5年とこれからの5年を考える暇もないかもしれないので


私にとっては、オリンピックをきっかけに、振り返りと目標を考えられるいいタイミングでした。