先日、こんなバイクが店にやってきました!
MERIDA SCULTURA 4000です。
ケーブルはACR方式で内装されます。
外見スッキリ。
ACRはFSA/VISIONが提唱している内装方式の規格です。
しかし、DEDAのハンドルを使いたいよ。。。という人も一定数いらっしゃって、お問合せもいただきます。
なので検証しました!
まずFSAのNS SMRステムのみ取り外した状態。
ステム下のケーブルが通るガイドが出てきます。
その下側。専用のスペーサー
その下にトップカバーがあります。
トップカバーを取ると、金属製のコンプレッションリングが出てきます。
C字型でコラムの前側に隙間を作ってケーブルを通しています。
このコンプレッションリングを外して!
DEDA SUPERBOXステムに付属するパーツを組付けていきます。
ナイロン製コンプレッションリング。
DEDAのACRシステム用ナイロンコンプレッションリングという商品があり、これに酷似しています。
国内の代理店では単品でACR対応コンプレッションリングの取り扱いは無く、DEDAの代理店の担当者さんに確認してみたのですが、同一の商品かどうかの確認は取れませんでした。
そこにトップカバーを取り付けます。
トップカバーは2種類付属していて、コラムを通す穴が小さい方と大きい方があります。
穴が小さい方はD断面コラムのバイクに対応させたもので、穴が大きいタイプは今回のようにコラムの前にケーブル類が通るバイク用の物になります。
この上にスペーサーを積み
ステム下にケーブルを通すためのガイドを取り付けます。
そしてステム取り付け!
付きました。
ヘッドチューブとトップカバーのクリアランスがぎりぎり過ぎて少し干渉があります。
ナイロン製のコンプレッションリングの上にこのスペーサーを積んであげると干渉はマシになると思います。このマイクロスペーサー(商品名はDCR MICROSHIMS steel(2pcs))は国内代理店で取り扱いがあり在庫もあります。
ちなみに、同様の検証はDEDAの代理店のカワシマサイクルサプライさんでも為されていて、この記事内では追加パーツ無しで現行REACTOにDCR対応のアラネラハンドルを取り付けています。
この記事の内容では特段のトップカバーの干渉についての記載が無いので、個体差でマイクロスペーサーがいるケースもあると考えておくのが無難かもしれません。
ちなみにスーパーボックス。
ステム単体だとこんな感じ。
現行モデルはこの状態で完全フル内装にも対応させる事ができるようです。
現状店舗に在庫があるタイプはステム下をケーブルが通る専用のように見えます。
ちなみに元々ついていたFSA NS SMRステムの重量(ステム下のケーブルガイド付き)
ガイドを外すとこの重量です。
ちなみにFSA NS SMRステムは下側のガイドを外してもスペーサーの上に直接積めるように穴が開いていて、このステムを使ったフル内装も可能なように見えます。
こんなイメージね。
ちなみにここの穴が大分小さい。
一応オイルホース2本とシフトケーブル2本無理やり通せるくらいのサイズはあるものの、中々無茶なのでDi2でオイルホース2本通すかオイルホース2本+エレクトリックケーブルくらいの内装に留めた方が無難だと思います。
こうして見ると中々恰好良いな。
FSAだとエナジーコンパクトハンドル、DEDAだとSUPERZERO ALLOYハンドルというアルミでケーブル内装できるタイプのハンドルがラインナップされているので、コストを抑えつつフル内装で組む事もできます。
しかしこういう互換の話はDEDAの問屋さんはDEDAの事しか知らないし、FSAも同様(ないしは責任を持てないので語りたくない)。また完成車メーカーさんもパーツの事は知らんという所が多いので、販売店がしっかり勉強してお客様のご要望に応えていかないといけませんね!
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