今日はボディージオメトリフィットを行っていました!
ご来店いただき感謝です!!
今日のフィッティングは、中々私にとっても良い経験になりました。
①お客様の前足部の傾きが左右で異なり、左足の方が深いのです。
この体の特徴は左膝が内向きに倒れる要素になります。
②左右の脚の腸脛靭帯の柔軟性が異なっていました。
右足の腸脛靭帯の柔軟性が左足よりも低かったのです。
この体の特徴は右膝が外向きに倒れる要素になります。
で、実際にフィッティングを行っている最中、サドル高・サドル前後位置・ハンドルポジションを決めた後、仕上げの作業を行っている時の事。
重めのギア比でペダルを踏んでいただいた際、右膝が外向けに倒れがちなペダリングになりました。
単純に、ここで腸脛靭帯の柔軟性の左右差が起因して右膝が外に倒れていると考え、右脚のスタンス幅を広げたのですが。。。
そうすると、今度は左足が内向きに倒れ始めました。
なので、左足前足部に内反のシムを入れたのです。
すると、左足の膝の上下運動はスムーズになったのですが、今度は右脚の膝が内向きに倒れ始めたのです
むむむ。。。
これは間違えたヤツです
右膝のスタンス幅を広げたのが間違いです
そうなんです。
実は、最初右膝が外向きに倒れていた原因は実は!
左膝が内に倒れていた事だったのです!
左膝が内に倒れ、体が無意識に左右の脚を同じ方向にペダリングしようとして、右膝を外に倒してしまっていたのです。
つまり、左前足部のが深い事起因の膝倒れが原因で右膝が外に倒れていたのです。
なので、左足裏に内反のシム(靴底の裏に角度をつけるシム)を入れる事により右膝が外向きに倒れる動きも改善するケースだったのです
本当に動いている人体って、奥深いです
http://www.81496.com/jouhou/bgfit/bgfit.html
(BGフィットのページ)
上のページにBGフィットの紹介をしています!
各種サービスの料金表も載せているので、もしご興味あればチェックしてみてください♪
今回のケース、右膝が外向きに倒れる動きの方が派手で、左膝が内向きに倒れている動きが小さかったため、目立つ方に気を取られてしまった人為ミスですが。。。
今度入れるRETULのMUVEを使えば!
全ての動きが3Dモーションキャプチャーを使って数値化されるので、こんな問題は起きにくいです。
最終的にフィッターの判断なので、フィッターがアホだったらどうしようもないですが、事象を数字で客観的に見られるのは大きいです。
実は私が研修でフィッティングの検体をした際も似たケースでした。
またRETULでは、クランク長の調整も簡単にできますし、アンクリングの量も数値化できるので、これまで切り込みにくかった所まで切り込んだフィッティングができるのが魅力です。
当店には5月11日にRETULが導入されます!
また導入された段階で、スタッフT君を検体にフィッティングをする約束をしているので、その時にでも紹介させていただきます♪
お楽しみに!