今日は朝店が開く前の時間に店に着て、借りていた自転車に試乗していました!
ミヤタ自転車の名車 THE MIYATAです。
SSTBチューブという技術を持ったメーカーさんで、クロモリチューブの内側に螺旋状の凸凹を付ける事により剛性をアップさせています。
チューブを凹ませる加工を施し、剛性をアップさせているコルナゴマスターのジルコデザインと考え方は似ているようなきがします。(詳しい事はわかりません)
ラグにはゴールドのメッキが!
このあたりもゴールドなんですよね。
フォークに至るまでクロモリです。
乗り心地は優しいのですが、力をかけて踏み込むとビューンと加速してくれるのが印象的なバイクでした。
コンポがスーパーレコードという反則技(販促技?)を使っているからかもしれませんが、上り坂でダンシングをした時でも、スピードが落ちすぎなければスイスイ進んでくれます。
(若干低速での上りでは、モタつく感じも。キビキビとはしていないです。)
しかし下り坂での安定感はピカイチ!
ストレスを感じず、高速で下りを楽しめるバイクです♪
スプリントをかける時の進みなんかも、十二分に競技レベルの剛性なので、クリテリウムやスピードの速いロードレースに使うには良いかもしれません
気持ちの良い季節なので、もう1台試乗してきました。
こっちは、MIYATAの「MS」です。
THE MIYATAと同じ番手のスチールチューブを使い、SSTB加工も施したMIYATAの本気バイクです。
THE MIYATAとの見たところの違いはBB周りとフォーク。
フォークがMSはカーボンになっていて、ステムのスレッドレスステムを採用しています。近代的。
THE MIYATAはBB周りをラグでガチガチに固めているのに対し、MSはBB周りはそこまでゴツゴツしていません。
また、カタログに105完成車も載っており、今回試乗させていただいたのは完成車スペックのバイクです。
トップチューブにはMIYATA MSのマーク。
こっちは、先に乗ったTHE MIYATAと比べると持った時の重さが中々でしたが、乗ってみると走りはそこまで重くありません
ただ、ゼロスタートで加速していく時にはTHE MIYATAのビュンビュン感はありません。見えないところで別物なんでしょうか。。。ホイールをはじめとしたパーツのせい??
しかしスピードに乗ってしまうとスイスイ♪
乗り心地の良さがとても良く、安定感も抜群です!!
上り坂ではケイデンスを要求されます。
低速で重いギアを踏んでいると、力が結構逃げます。ダンシングをしてもロスが中々多め
でもシッティングで軽いギア比を綺麗にクルクルとペダルを回している分には、気持ち良く走ってくれます♪
下り坂での安定感はバッチリ。
最後にモガいてみましたが、フレームが硬撓りして力をしっかりと受け止めてくれます。ただ、打って響くような加速感は無かったです。
MSの方は案外、リムハイトが高めなホイールを履かせて、琵琶湖1周のような平地メインのロングライドに向いている気がします。
また、ホイールをもっと硬いのに変えると化けそうな予感も。。。
と、こんな感じでした。
ハイエンドのカーボンバイクには、クロモリやアルミは中々敵わないですが、クロモリにはクロモリの良さがある気がします。
そして何より見た目の恰好良さが良いですね
細身のチューブ、カンパ映えします
この2台、店に試乗車を借りていて、今週末は試乗していただけます!
もしご興味ある方は、ぜひ乗りに来てください!
================================================
追記
ミヤタ自転車の人に質問していた内容の返答が帰ってきたので追記します!!
まずTHE MIYATAは今季のカタログには載ってません。
これは1人のビルダーさんが作っているのですが、今注文がイッパイイッパイになっていて、新しく受注できないのだそうです。
10月~11月には生産体制が整うので、もし今予約したら、10~11月以降の納品になるようです。
あと、MSとTHE MIYATAの違いについてです。
クロモリチューブの番手は同じなのですが、SSTB加工の施されている箇所が違うそうです。
THE MIYATAはトップチューブ全体と、ダウンチューブのBBに近い箇所、シートチューブのBBに近い箇所にSSTB加工を施しています。
MSはダウンチューブにしかSSTB加工を施していません。
後、ジオメトリも違い、ラグもすべてTHE MIYATAはTHE MIYATA専用の物を採用しているのだそうです。
あと、金メッキをはじめとした塗装にもかなりコストがかかっているんだとか。
まさに職人技!すごいぜTHE MIYATA!!