友人のBGフィット&DISCロードを組み組み♪ | 京都→吹田 チャリンコ通勤!!

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京都から吹田までロードバイクで自転車通勤している自転車屋店員の日常をつづるブログ!!

今日はボディージオメトリフィットを行っていました!
ご来店いただき感謝ですm(_ _)m
 
大学時代の友人で、今は京都の某自転車屋さんで働いている人です。
以前からフィッティングを受けたいと言ってくれていて、今日ようやくフィッティングをやれました♪
 
なぜか彼と走る時は、こういう道ばかり走ります。
そういう人(?)なので、今日のフィッティングはシクロクロス車でした。
 
前輪の車軸は15mmスルーアクスルです。
DISCブレーキロードバイクだと車軸は12mmスルーアクスルに統一されつつありますが、今でも15mmを採用している車種も存在します。
 
それでも、フィードバックスポーツのローラー台を置いているので、フィッティングはできます!
前輪を外して固定するタイプです。
 
クイックリリース、12mm、15mmスルーアクスルにそれぞれ対応しています♪
 
ブロックタイヤでローラー台に乗るのは、あまりオススメしませんが。。。
大分使い込まれているタイヤだという事で、まぁ良いか!と言ってくれたので、使っていただきました。
 
今回のフィッティングの胆は脚長差の対応でした。
左右の脚の長さに差が有ったので、クリートの前後位置を左右で変えて対応しました。
 
一言に脚長差と言っても、大腿骨起因の差と脛骨起因の差があります。
また、レアケースですが、股関節に何らかの問題があり、差が出ている場合もあります。
 
なので、ローラー台に乗りフィッティングを行う前の段階で、何が原因で脚長差が発生しているかを徹底的に調べます。
なぜなら、原因によって対応が全然違うからです。
もし間違った対応をやっちゃうと、余計に体への負担が大きくなってしまうので、結構慎重にやっていきます。
 
脚長差の対応はミリ単位の調整になってくるのですが、ペダリングへの影響は非常に大きいので、あまり迂闊な事はやれないです。
特に、クリートの下にシムを入れて左右のクリートの高さを変える調整は、結構膝への影響がデカいので、本当にやるべきかどうか考えて判断しますし、その処置によって影響が出うる箇所を把握しておいて、フィッティング後のフォローアップの時に確認する事は必須です。
 
今回は脚長差が比較的大きかったので、処置の効果はペダリング中に目視でわかるくらいでした♪
本人も調子が良くなったと言ってくれていて、とりあえず一安心ですニコニコ
ただし、油断は禁物なので、フィッティング後に500kmくらい乗ってフォローアップに来るよう、お願いをしておきましたグッド!
 
という事で、フォローアップのご来店お待ちしておりますm(_ _)m
 
DISCブレーキ搭載のシクロクロスのフィッティングの後に組んでいたのが、DISCブレーキロードバイクです。
DISCブレーキ化の波。着々と来ているような気がします。
 
写真はフラットマウント規格のブレーキ装着面をフェイシングしている所です。
ブレーキが取り付けられる箇所が塗装でガタガタだったり、場合によってはボルト穴2つの高さが合っていなかったりするので、まっ平にするのです。
 
DISCブレーキには、インターナショナルとポストマウントという2つの規格がありましたが、最新の規格がこのフラットマウントです。
 
パークツールのDT-5.2っていう工具を使って切削作業を行うのですが、フラットマウントの作業は少し特殊。。。
 
もうフレームに直接ブレーキを取り付けるような構造なので、削る前に平行を出す時に工具がフレームに干渉してしまうのです。
なので、上の赤矢印の台座をまず取り付け、フェイシングツールで平行を出し、平行を固定した上で、2つのネジ穴を削ります。
 
出始めの頃のキャノンデールのDISCブレーキロードバイクは、メチャメチャ削らないとダメな物でしたが。。。
今回組んだ2017年モデルのスーパーシックスEVO Hi-Mod DISCはなかなか精度が良かったです♪
(それでも、削らなくて良いってほどではないですが。。。)
 
で、この作業が済んだ後は、オイルのエア抜き(ブリード)を行い。
その後の作業は普通のロードバイク同様、変速調整を行って、仕上げを行って完成です。
 
ロングライド志向の人や、手の握力があまり高くない人には、DISCブレーキロードバイク、おススメですよ!!