伊雜宮と佐美長神社のあとは、月讀宮に参拝。
(写真)こちらは国道23号線側の入口。
2010年に広い駐車場が整備されました。
表参道は御幸道路側に入口がありますが、参拝はこちらが便利です。
月讀宮(つきよみのみや)
月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)
伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
伊佐奈弥宮(いざなみのみや)
4つの別宮がずらりと並ぶ圧巻の宮域。
遷御から10年。
風格が感じられます。
月讀宮と伊佐奈岐宮
月讀宮と月讀荒御魂宮
別宮はどれも同じに見えるかも知れませんが
社格によって大きさが異なるものがあります。
月讀宮は他よりも少し大きいことがおわかりでしょうか。
先に参拝した伊雜宮は月讀宮よりもさらに大きかったと感じました。
◆2014年遷御直後の月讀宮と遷御前の月讀宮など
今回ここを訪問した目的は、実は月讀宮ではなくて葭原神社でした。
葭原神社は皇大神宮(内宮)末社。
葭原神社(あしはらじんじゃ)
この神社は月讀宮の国道23号線側の鳥居からすぐ
右手の森の中に鎮座する小さな神社です。
御祭神は佐佐津比古命(ささつひこのみこと)
宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)
伊加利比賣命(いかりひめのみこと)の三柱の神。
いずれも田畑の守護神と言われています。
社殿からは、檜の香りが漂っていました。
この神社の「修繕」が完了したのは、今年の7月。
私が感慨深く語ることではないのですが、
この葭原神社のご還座をもって、第62回神宮式年遷宮の完了です。
2013年、伊勢神宮の「式年遷宮」は大ブームとなりました。
伊勢神宮は内宮・外宮を筆頭に、別宮、摂社、末社、所管社
合わせて125社の総称です。
式年遷宮ブームは2013年10月の内宮・外宮の「遷御の儀」終了後
それまでの熱狂が嘘のように忘れられてしまいました。
しかしその後も125社の「式年遷宮」は続けられていたのです。
2014年の葭原神社など
葭原神社は、今回は「修繕」が行われました。
御敷地は遷らず、棟持柱などは旧部材が使われています。
外宮・新御敷地
少し前まで「古殿地」と呼ばれていた、内宮・外宮の敷地は
「新御敷地」と呼ばれるようになり、次の式年遷宮への準備が始まっています。
。