皆さん こんにちわ。

 

 連日36℃〜38℃の猛暑日が続いている、ここ京都

 この暑さ、もう3週間近くになります。

 

 そんな中、明日15日は、お盆の中日を迎えます。

 

 母が仏事の一切合切を行っていた頃、私にとって仏事は、

 何となく近寄りがたく、お盆の行事もどこか他人事でした。

 でも、両親を見送った今、このお盆の行事は、私にとって

 とても大切なものとなりました。

 

 ここ京都では、よくこんなふうに、お盆の行事をされています。

 

 まず、「七日盆」といって、8月7日頃から、お盆の準備をします。

 菩提寺にお墓参りをし「墓回向」をあげていただいたり、

 千本えんま堂六原珍皇寺「迎え鐘」を突いたり …。

 お精霊さん(おしょらいさん)が、間違えずに我が家に還ってこれる

 ように、お迎えの合図をするのです。

 

 その後、12日・13日頃、家の仏壇に、野菜・果物のお盛物

 蓮の粉菓子等をお供えし、蓮の花や実の入った仏花を生けます。

 朱塗りのお膳には精進料理を。夜には盆提灯を灯します。

 

 そして、お盆の中日、15日前後に、菩提寺のご住職が

 「棚経」をあげに、檀家を回られます。

 

 明くる16日の午前中、ご先祖様にお別れの挨拶をし、

 仏壇のお供え物やお花を、近くのお寺(京都市指定)に納めます。

 

 そして、その16日の夜、京都では「五山の送り火・大文字」

 しめやかに、そして厳かに執り行なわれるのです。

 

 お盆の期間、あの世からこの世に還ってこられたご先祖様が、

 大文字の送り火をたよりに、そして送り火に照らされて、

 再び、あの世に戻って行かれるのです。

 「また来年、会えますように…」と願いを込めて、

 送り火に手を合わせます。

 

 両親が健在だった頃は、何とも思わず、どこか他人事だった、

 この一連のお盆の行事 … 今は、とても意味のある、大切な行事と

 なりました。

 

 人は、「死んだら終わり…」 なのかも知れません。

 でも、「実は、そうではないのではないか …」

 今は、そう思うようになりました。

 

 以前に見た、新聞の運勢欄の言葉を思い出します。

 

 「先祖供養は、己の心の安定薬」… やはり、そう思います。

 

 皆さんは、いかがでしょうか。

 

 

 相談したいという方には見学もございますので、事前予約をしてお越しください。

  

 ◆事前予約はこちらから

  http://www.nagomien.org/consultation/

 

  就労移行支援事業所 なごみ