税理士として、税の使い方を考え、お客様に説明をする機会も多くあります。
さらに、最近は、小学校や高等学校などで、租税教室も行い、
子どもや、学生の方々に、
「税金とは何か」
「何で税金があるのか?」
「もし、税金がなかったら、どんな世の中になるのか?」
などを、伝えることも増えてきました。
そんなか、先日の日経新聞に、こんな記事が
『税の無駄遣いを繰り返すな』 とのタイトルの社説。
『会計検査院が国の2019年度決算の検査報告を菅義偉首相に提出した。
税金の使い道などに問題があると指摘したのは248件(297億円)で、件数・金額とも過去10年間で最小となった。
新型コロナウイルスの感染拡大で十分な検査ができず、見逃してしまったものもあるだろう。
行政が襟を正すのを怠り、国費の不適正な支出や国有財産のお粗末な管理を放置するのは許されない。』
さらに、
『政府は昨年10月、消費税率を8%から10%に引き上げたばかりだ。
国民に負担増を求めておきながら、行政の無駄や不正が後を絶たぬのでは理解を得られまい。』
と、記事は続いていました。
本当にその通りですよね
私は、「税金は世の中のために、私たちが豊かな生活をしていくのに、本当に必要なものですよね」と、
お客様をはじめ、多くの方々にお伝えをすることも、税理士の大切な仕事だと思っています。
でも、やっぱりそのためにも、
こんなニュースが出ること自体、本当に悲しいな・・・・と思ってしまいました。
こういうことが繰り返すから、みんな「なんで税金を納めないとあかんねん」と、思うのですよね。。。
新型コロナ禍で、持続化給付金や、国民一人10万円の特別定額給付金など、
政府は、多くの対策を練ってくれていると、私は思っています。
だからこそ、税の無駄遣いは本当になくしてほしい。税理士として、そんな風に思いました
少し長くなりましたが・・・・
新聞記事を読んで、そんなことを思った、一日でした
※出典:日本経済新聞 2020年11月12日(木) 2面 一部引用