今週も水曜日・・・早いですね~
年末調整のブログも、はや5回目
今日は、
年末調整の改正のポイント その➌
年末調整業務は「紙」から「電子」へ についてお伝えします
1⃣ 複雑な年末調整事務もスマホでラクラク!
今年は、年末調整の申告書の様式や記載方法が大幅に変わることで、
従業員から 提出される申告書の記載ミスや記載もれの増加が予想されます。
これまでのような 紙ベースでの年末調整業務では、経理担当者の業務負担は増えるばかりです。
年末調整の申告書の従業員への配付から、控除額の計算、申告書への記入・提出、
年末調整結果の通知、さらには法定調書の提出まで、一連の流れを「紙」から「電子」 へ移行することで、
業務効率が格段に上がります。
ぜひ、今年から取り組みましょう
以下、簡単なシミュレーションをします
経理担当者
申告書の配付
従業員の氏名等が印字された申告書を従業員ごとに配付します。
紙 手渡しまたは郵送等で配付するため、手間 がかかり、配付もれなどのミスが増えます。
電子 受付開始を従業員にメールで通知します。 配付の手間はありません
従業員
申告書の記入
申告書に必要事項等を記入します。
紙 適用条件等を確認し、控除額等を計算して 手書きで記入するため、記載のミスやもれ が増えます。
電子 控除額は自動計算。さらに、質問に答えて いくだけで、法令に基づき適用条件を判定 します。
記載項目に関する解説や入力 チェックも充実しています
従業員 経理担当者
申告書の提出
必要事項等を記入した申告書を、給与事務担当者宛に提出します。
紙 手渡しや郵送等により、紙の申告書を提出 します。
電子 スマホやPCからワンクリックで提出完了。 「紙」のやりとりは不要です
経理担当者 従業員
受理・差戻し
記載内容をチェックし、受理します。不備がある場合は差戻し、再提出してもらいます。
紙 記載内容の確認、計算結果の検算を行い、 不備があれば差し戻します。
未提出者へは 個別に催促します。申告書が複雑になるこ とで、経理担当者の確認・検算が大変な作業になります。
電子 従業員が変更した内容をシステムで表示。 効率的にチェックできます。
また、提出状況を一覧で確認でき、催促メールや差戻し も即座に送信できます
経理担当者
年末調整の計算
申告書の内容に基づき、年末調整の計算を行います。
紙 申告書の内容を給与計算ソフトに手入力し ます。時間もかかり、入力ミスも増えます。
電子 提出された申告書を給与計算ソフトに自動で取り込み。入力ミスやもれの心配もあり ません
経理担当者 従業員
還付・徴収結果の従業員への通知
紙 年末調整の結果を紙で通知します。通知作 業だけでも大変です。
電子 年末調整の結果をWebで配信。従業員は スマホやPCで確認できます
このように、電子化をすることで、
年末調整作業も、随分と効率的に進めることができそうですね
さて、明日のブログでは、
2⃣ 控除証明書などの電子化に備えよう と題して、
今のうちに準備しておくこと をお伝えします