正しい姿 | Takao Kumagai 「emotional message」

正しい姿

DAIICHIは、今日から12月。

2012年、早くも最後の月になりました。

12月は閑散期ですので、土曜日はお休みです。

28日までの営業ですので、営業日は19日しかありません。

来年に繋がる最終月にしましょうねアップニコニコ


DAIICHIでは、毎月月次決算を出しています。

毎月、会社がどんな状況にあるのかをチェック。

人間でいうと健康診断のようなものですね。

DAIICHIでは、出来るだけ「正しい姿」で健康診断をしようと考えています。


業態によるのですが、ファッション関係の会社は、月によって売上や利益が大きく変わります。

季節の初めは売上利益ともに上り、バーゲン前は上がらない。

バーゲンシーズンは利益が上がらない・・・といった感じです。

DAIICHIは商品を企画して出来た商品を卸す商売ですので、小売とは月次の推移違いますが、月による変動は大きいです。

なので、前月と比べるのではなく、前年同月と比較しています。


正しい健康状態を見る為に、11月と5月に「値落とし」をしています。

利益が上がっているように見えて、不良在庫が沢山ある・・・

これでは、正しい姿が見れません。

なので、一定の基準を設け在庫を適正な在庫金額に変更し、将来発生する損を先に出すのです。


例えば、小売価格1万円、原価が3500円の商品があるとしましょう。

DAIICHIはこれを原価以上の価格で販売し利益を得ているのですが、時間が経過し、この商品が例えば2000円以下でしか売れなくなっている。そしてその商品が50着在庫あるとしましょう。

この時点では売っていないので損をしていないのですが、将来1着1500円、50着なので75000円以上は損が発生します。

このような不良在庫をある程度シーズンが終了した11月と5月に社内で処理することにより、正しい会社の姿を確認しているのです。


DAIICHIは6月が決算ですので、この時点での在庫を再度見直し、正しい状態にして納税しています。

税務署の見解は、「売って損を出してから損益を計上して下さい」というもの。

こちらは、「その時点での正しい姿で」・・・。

どちらも、間違っているわけではありませんが・・・。


11月末の正しい姿がもう少ししたら出てきます叫び