「目押し」「リーチ目」という言葉の由来について


パチスロが世に登場して内規ができた頃、スロットは関西地域で人気になっていました。

当然使われる専門用語も先駆の関西で使われていた言葉が広まりました。


現在はパチスロで絵柄を狙うことを「目押し」と呼ぶのが一般的になっていますが、登場した頃は「合わせ」と呼ぶ地域もありました。7を揃えることを「合せてー」と言ったりもしていました。


この頃私は発行部数週50万部、月に300万部近く売れている人気週刊誌でコラムを連載しており、そこでパチスロで絵柄を狙うことを「目押し」と呼びますと紹介しました。最初はまだ「合わせ」と呼ぶ地域も多かっと記憶しています。


人間は目で見て行動するのがメインですから、絵柄を目で見て止めるのは当たり前のこと。なぜそんなわかり切ったことを、と感じる方もおられるでしょうが、ここでいう「目押し」とは「目」すなわち特殊な絵柄の組み合わせことを指します。それがリーチ目であったりボーナス絵柄であったりしたわけです。


目がいい、目が悪い、昔は適当にプレイして絵柄の止まり方をそう表現することもありました。今ではボーナス確定を知らせる絵柄の組み合わせをリーチ目と呼びますが、これはファンドサイドがパチンコで使われていた「高確率で大当たりに結びつく数字の組み合わせ」「リーチ目」をそのままパチスロに当てはめただけで、業界としては「前兆パターン」という言葉を使っていました。しかし、マスコミや専門誌で「リーチ目」が主流になると、いつしか前兆パターンと呼ぶことはなくなっていきました。言葉も長いですからねー