よう実0巻を読んだのですが、ただただ主人公が怖いと感じた巻でした。主人公は生まれた瞬間からホワイトルームで育てられ(もう飼育と言ったほうが近い)、施設が出す全ての課題を完璧に遂行し、ただ1人生き残ります。(一定のラインを越えないと子供達は脱落していく)

でもなんか、読んでいて流石に無理があるだろって思っちゃいましたね。9歳の子供が喧嘩で複数人の大人に囲まれて勝てるわけないやろ。あと主人公が幼い頃の記憶を回想するシーンがあるのだが、いくら何でも覚えていすぎ。もちろん、これは読者にも過去の出来事を知ってもらうために、綴る必要はあると思うが、主人公視点ってところがなんか狂気すら感じる。2歳、3歳の出来事を完璧に覚えている。絶対覚えてられんて。施設での主人公を監視していた父親が語るなら理解できるが、主人公本人が語るのはねー。まあごく稀に記憶し続けられる人間もいるようだけど、それは正常ではないと思う。てっきり、今までの巻を読んで、こんな強いやつも、最初は弱かったやろなとか思ってたら、子供の時から完全無欠なんかいってなりました。もう少し主人公が追い込まれるところとか、挫折というか負けるところも描いて欲しかった。負けもありつつ、努力を重ねてあの高校生の主人公になったみたいな展開を期待していました。僕個人的には、よう実を読み進めるたびに主人公が嫌いになりますね。最初はまあ少しずる賢い奴だなーって思ってたら、何でもできるやん、失敗とか挫折とかないのって。これからは少し視点を変えて、ワンパンマンみたいな立ち位置なんだなって割り切って読んでみようと思う。