私が再婚してから約3年間 プッツリと連絡が来なくなった元ダンナ。
もう一生連絡を取り合う事はないのかも?・・・と思ってましたが
突然 元ダンナからメールがあり
『用件は電話で話したい』・・・との内容だったので
その日の夜 私は元ダンナに電話をしました。
プルルル・・・プルルル・・・
(((( ;°Д°)))) ドキ ドキ ドキ・・・
もう30才を軽く過ぎた私ですが、不安と同時に若かりし頃
好きな人に電話をかける時のような緊張感がありました。
ガチャ!
元ダンナ『ひっ・・・久しぶりっ!』(←妙に緊張)
私『ひさしぶり・・・。話って何?』 (せいいっぱい素っ気なく言いました。)
元ダンナ『あれ?なんか声の感じ変わったね・・・体調悪い?』
この短い会話で離婚して約6年経っているのに
お互いの事がわかってしまうような、夫婦の時はあたり前と思っていた
心の繋がりというのが懐かしく、涙が出そうになりました。
そして元ダンナは離婚前後、私が元ダンナに対する憎しみで
デビル化していた時とはまた違った 声の暗さを感じとったようでした。
再婚相手との虚しい結婚生活で私は少し 声の感じが変わったんだ
・・・と元ダンナの1言で気付かされました。
私『うん・・・ちょっと風邪気味で(ウソ)声の調子悪いけど。・・・で、用件は?』
元ダンナ『大丈夫?昔と変わっちゃったのかと思ったよ。』
私『そりゃあ昔とは違うかもね。・・・で、用件は?』
こんな会話が少し続いた後、元ダンナは用件を話し出しました。
私は上の娘が産まれて間もなく
元ダンナと マンションを購入していました。
1%程ですが私の所有になったまま
離婚してしまい、私の名前が残ったままでもいいけど
いつか困る事も出てくるかもしれないから どうする?といった内容でした。
不動産譲渡の話です。
私は『いいよー。そんな彼女を連れ込んだマンション。
私の家なんてとっくに思ってなかったから。きれいさっぱりやっちゃって。』
ちょっと昔の嫌な出来事が頭をよぎり
もう許してはいるものの、嫌味を言ってしまいました。(-_-メ
現在、資産価値としては 800万円程しかないとの事で
元ダンナには離婚のとき、マンション以外のほぼ全ての財産を貰っているし
手続き等に元ダンナはお金がかかるので
『1%分のお金はいらないから、手続きよろしく。』と言いました。
後日、司法書士さんを通じて書類のやりとりで片付ける、という事で決まりました。
用件が済んだ所で 元ダンナが
『いい人と再婚できたみたいで、よかったな。・・・幸せにしてる?』
と聞いてきました。
私は ズキッ!とかなり痛いところを突かれましたが
それがねー。再婚相手が浪費グセがあって私達が貯めてきた
娘たちの進学用の貯金、全部使っちゃったのよー。今貯金ゼロよー。
・・・なんて言えるハズもなく
私『うん・・・幸せだよ。娘たちもね、友達沢山できて 毎日楽しく暮らしてるよ。』
元ダンナ『そうか・・・。よかった。なんか最近、お前達の事が心配だったんだ。
どうしてるかなって。ちょっと悔しいけど、お前達が幸せなのが一番だよ。』
・・・そこから娘達の日々の話ばかり、気がつくと1時間以上話してました。
話してる内に 私の気分はだんだん明るくなり、声の調子も昔に戻ったようで
元ダンナ『やっぱりお前は変わらないなー。
最初はホントに昔のお前じゃないってアセったけど、安心したよ。』
私『そうだね。やっぱり人間そう簡単に変わらないね。』
元ダンナと話す前までは 再婚し、いつの間にか変わってしまっていた私が
元ダンナと話しているうちに、本当の私に戻っていくのを自分で感じました。
最後に、私はもう怒ってない事
私達の結婚はお互いに甘えすぎていた所があって お互い悪かった事
12年間の生活の内、10年間は私は幸せだった事を伝え
お互いに『ありがとう。頑張ろうね。』
と言い合い、電話を切りました。