「そういう手筋があるんですね。いやあ、全然気がつきませんでした」
第３局の終局後に行われた感想戦において、敗れたはずの羽生善治九段がいかにも愉快そうに笑ったということです。
１月８日（日）に開幕した将棋の８大タイトル王将戦の７番勝負。
今期は今をときめく藤井聡太王将と羽生善治九段の対戦となっておりますが、羽生善治九段といえば平成の将棋界において頂点に君臨し続けた棋士で、唯一無二の『永世七冠』です。
この７番勝負に勝利すればタイトル通算100期目ということですね。
藤井王将と羽生九段がそれぞれ１勝ずつ上げて迎えた第３局は95手で藤井王将が勝利して対戦成績を２勝１敗としましたが、29手目から手筋が冒頭のように羽生九段を感嘆させる手筋だったということです。
対局した２人が最善手を検討する共同作業である感想戦においても、古くは対戦者同士が駆け引きをすることがあったということですが、羽生九段はそういうことには無頓着。
ときには「ひえー」や「ひょえー」などと口にしながら、先刻まで勝敗を競っていたとは思えない様子で最善手を追求して楽しんでいるということです。
『手を楽しむ』
自分の手（手筋）のみならず、相手の手も楽しむ
先日にようやく掴んだことなのですが、羽生九段が実践されておられるとなると、より一層大切にしたいと思います。
なお、先週の木曜日（９日）から金曜日（10日）に行われた第４局は107手で羽生九段が勝利して対戦成績を２勝２敗の五分とされました。
第５局は25日（土）、26日（日）に行われますが、次は藤井王将が勝利してタイトル防衛に王手をかけるのか、それとも羽生九段が連勝してタイトル奪還に王手をかけるのか。
いずれにしても、この王将戦７番勝負の行方からますます目が離せませんね。
さて。
まずは先週の土曜日（11日）に行われましたクイーンＣ。
東京競馬場の芝1600mで行われます重賞レースで桜花賞や優駿牝馬（オークス）につながる一戦になります。
最終で１番人気になったのはウンブライル。
３番人気ながら15着に敗れてしまった阪神ＪＦの巻き返しはできたのでしょうか。
ウンブライルは今回も末脚不発の６着に敗れてしまいましたね。
今後は未確認ですが、次のレースこそ巻き返しに期待したいです。
【牝馬三冠レース】
4月9日（日）桜花賞（阪神競馬場 芝1600ｍ）
5月21日（日）優駿牝馬（オークス）（東京競馬場 芝2400ｍ）
10月15日（日）秋華賞（京都競馬場 芝2000ｍ）
最後に。
先週の日曜日（12日）に行われました京都記念。
京都競馬場の芝2200mで行われます重賞レースですが、改修工事の影響でこの３年間は阪神競馬場で行われました。
１番人気になったのは昨年のダービー馬ドウデュース。
必走要素を持たない１番人気でしたので「ドウデュース、末脚届かず」と予想しました。
なお、私の買い目はキラーアビリティ。
キラーアビリティの単勝にプクプク（複勝×２）でドウデュースに逆らってみましたが、その馬券は絶対大丈夫だったでしょうか？
キラーアビリティ、末脚不発の５着に終わったら往生しまっせぇ（泣）
「ゲートも上手に出てくれました。道中も思い通りいい感じで走っていましたし、向正面で他の馬たちが動いたところでもリラックスして脚をためられました。ただ、直線でいざ追ったときに伸びなかったのが不満です」と鞍上のB.ムルザバエフ騎手もこう話すように、キラーアビリティは末脚力が足りないのかもしれません。
キラーアビリティの今後は未確認ですが、このままでは次走も少し厳しいかもしれませんね。
一方。
１番人気のドウデュースは末脚炸裂で２着馬に３馬身1/2差を付けて圧勝しましたね。
次走はドバイターフということですが、この強さならドバイの地でも末脚を炸裂させてくれるでしょう。
ドウデュースのさらなる飛躍、楽しみしております（逆らってスイマセンでした（泣））
【ドバイターフ（海外Ｇ１）】
3月25日（土）メイダン競馬場 芝1800ｍ
【その他重賞等の１番人気馬】
2月12日（日）共同通信杯（重賞）：ダノンザタイガー、末脚届かずの３着
そういうわけで。
『羽生善治の将棋の教科書』で勉強している矢吹京介でした。
最近、開いてなかったけど（汗）
【今週のＧ１レース】
2月19日（日）第40回フェブラリーステークス（東京競馬場11レース）
