私が子宮全摘出を受けることになったのは、子宮腺筋症の症状が辛くなったからでした。

 

振り返ってみれば、元々生理痛が重かったと思うのですが、そんな話を赤裸々に話す女子高生はいなかっただろうとも思うのです。正常な生理がどんなものかって、意外と知らないものです。

 

社会人になり相変わらず鎮痛薬を飲みながら生活していましたが、33歳ごろから出血量も痛みも耐え難くなってきて、寝込んでしまうことが出てきました。そこで初めて婦人科を受診することになりました。

 

初めは「子宮筋腫がある、後屈型だ」と言われ鎮痛薬と漢方薬(ツムラ25・桂枝茯苓丸)で様子を見ることになりました。この漢方はなかなか効いて、生理中以外の体調が整いました。そうして3年ほど経ち、いよいよ我慢できない痛みに襲われるようになりました。

 

その頃、私は結婚していましたが正直なところ、こんな苦しいばかりの子宮なんていらないと思っていました。しかし当時の夫は子どもが欲しい人で、なかなか言い出せず...。

子どもを持つのかどうかも含めて、選択を迫られることになりました。