おはようございます 京都の小次郎です

 

今回も前回に引き続き京都府京都市東山区小松町にある臨済宗建仁寺派の寺院「六道珍皇寺」(ろくどうちんのうじ)をご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

境内には、冥界までその音が響き渡るという伝説で有名な六道の迎え鐘と呼ばれる梵鐘(鐘楼)があります。

 

梵鐘の低い音が十万億土の冥土に響き、亡者はその響きに応じてこの世に呼び戻されるといわれ、京の盆の始まりはこの迎えの鐘から始まります。

 

 

境内の閻魔堂には、「閻魔大王」(えんまだいおう)の像とともに「小野篁」(おののたかむら)の像が安置されています。

 

 

 

 

 

小野篁が冥界に通ったといわれる井戸を見せていただけるのは、特別拝観の時だけです。

 

平安初期の官僚である小野篁がどうして閻魔庁の第二冥官として閻魔大王の下で死者の裁判に立ち会っていたという伝説があるのか…は分かりませんが,小野篁にはさまざまな奇行があったとされているので、悪意のない噂話が伝説に変わっていったのかもしれません…?

 

悪意のある噂話は時として独り歩きする(事実とされる)ことがありますので、気を付けないといけないですよね。

 

 

さて、次回の小次郎の京散歩は京都市左京区の寺院をご紹介させていただく予定です。

 

皆さんにとって今日もハッピーな一日になりますように!