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杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言

杏林大学医学部管弦楽団のコントラバス弾き兼広報の小言です。

前期試験が終わってないのに絶望してブログに現実逃避しちゃう広報です。


クラシックが全く好きじゃなくても知っている第1楽章のあのイントロ。
じゃじゃじゃじゃーん

正確には
(ん)じゃじゃじゃじゃーん
な訳だが。

弦楽器がunisonで
$杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-ベト5-1イントロ
と鳴らす。
ただここ、弦楽器だけじゃないんです。クラリネットがいるんです。何故だかは知りません。きっと弦の響きだけじゃ嫌だと思ったベートホーフンさん(ベートーヴェンはドイツ語で読むとこうなるらしい)がクラ入れたらなんかよくなるんじゃね?笑 とか思ったのかもしれません。

この じゃじゃじゃじゃーん だけで第1楽章がなりたっていると言っても良いでしょう。
簡単に見えるこのリズム。初心者の僕には裏、しかもアップから入るのがどうもタイミングが合わないらしく、いつも注意されてしまいます。

金管あがりの僕は、「交響曲なんて第1楽章と第4楽章の華やかなとこだけでよくねww」って思ってしまうほと静かなところには少し退屈していたことがあるのですが、そんな意識を見事に変えてくれましたね、この曲。

なんですかこの曲の第2楽章と第3楽章は。ロックですか?メタルですか?

今年は院内コンサートでもバロックのハイドンを弾いて、さらにベト5ということもあり、5弦コントラバスにチャレンジしているのですが、この超低音域がでてくるでてくる。
この音域、ロックやメタルでいうと、Drop-C Tuningにするか、7弦ギターを使用しないと弾けないような音域なんです。

$杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-ベト5-2C
とくに、このLow-C。他のパートが1拍目で終わりなところ、2拍目にCello-Bassだけがならすんです。直前まで高音域の楽器が鳴ってた次の音が地を這うような重低音。この音のためにコントラバスやってたんだなーとつくづく実感できる瞬間です。

$杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-ベト5-2ー32
そして中間部、バイオリンがppで32分のフレーズを弾ききった次の2拍目からCello-Bassの逆襲が始まります←。ほかのパートがfで刻んでるって?ならこっちはffで鳴らしてやるよ!!(注:譜面上はfです)

そして第3楽章。頭からCello-Bassのpp、1弓で始まる難しすぎるフレーズ。完全に人選ミスである
終わったと思ったらルンホが第1楽章の動機を3拍子に合わせて吹き直す。
で、また人選ミスかっこいいフレーズ。
(ry
そしてトリオ。
やっぱりメタルですかここ?←
もう解説するまでも無いでしょう。ここCello-Bassが弾けなかったら全部が崩壊します。

そしてスケルッツォ(ってゆーのかな?)
いろいろあって、この世で一番小さな音を出す。クレッシェンド、そしてattacca...

第4楽章
移調楽器が有名なクラですらin Cで書かれてる華やかっぷり!
この楽章でも5弦を弾いてて快感!と思う所は何カ所もあります。でもこの楽章はそれだけじゃないんです。やっぱり全部かっこいいので、お気に入りから厳選した箇所を紹介。
$杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-ベト5-4intro
やっぱりイントロ。高音楽器が登っていったあとに低弦が一番したまで下がる(このLow-Cで全てが支えられていると思うと快感である)

杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-ベト5-4pcst
Picc.とVa. Cello-Bassがメインのここ。



だんだん譜面作るのが面倒になってきてしまって…

この曲を通して僕は何が言いたいか、というと。

むずかしすぎでしょこれ。

です。初心者なので、コンバスが目立つとこははずさず弾ける様に頑張りたいと思います。
夏合宿というタイトルですが、この部活は夏にしか合宿しません。
冬は完全にオフなので、だれかスノボにでも行きましょう。


8月7日から11日まで長野県の湯田中温泉街の旅館で夏合宿をしました。
朝コマ(9時-11時)、昼コマ(13時-18時、長い!!!)、夜コマ(19時-21時)
を毎日こなして、毎晩宴会でOBやトレーナーの先生方、部員同士が仲を深めたので、一段と絆の深いオケになったことでしょう。

写真をいくつか。

合奏風景
杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-合奏風景

最終夜の花火の一部
杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-花火

パート写真のサンプル(でもこれではない物を用いる予定)
杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言-コンバス

演奏会まであと2ヶ月強。
実のある深い練習をして、本番を気持ちよく終わりたいですね。

今回は告知にも少し力を入れてみたいと考えているので、沢山の人が来るといいなぁ。
春オケってなに?

まずその前に「医オケ」について少し語ります。

「医オケ」とは
正式名称は(多分)医科学生オーケストラ?
医科学生(医・歯・看護・薬など)が中心となって運営されているオーケストラ。
毎年ほぼ決まった時期に演奏会を行う。
毎年演奏者が違う。(先着順のエントリーのため)
いまのところ春オケ・夏オケ・北オケ・西オケ・医コン・医弦の6つがあると思われる。

2013年の医オケをまとめてみました。(これ以外にもある場合は連絡ください)

医オケ
名前(fesはフェスティバルの略)開催場所練習本番の日時
第21回北オケ
(北日本医科学生オーケストラfes)
北日本合宿3/16
第24回西オケ
(西日本医科学生オーケストラfes)
西日本合宿3/23
第26回春オケ
(関東医科学生オーケストラfes)
関東通い6/22
第33回夏オケ
(全日本医科学生オーケストラfes)
全国合宿8/12
医コン
(医科学生コンチェルトオーケストラ)
関東通い11/23
医弦
(医系弦楽オーケストラアンサンブル)
関東通い12月


春オケというのは「関東医科学生オーケストラフェスティバル」の通称で、6月下旬に本番を迎える。それまでの週末にセクション練習やtuttiなどを行って演奏品質を高めていく。

6/22に行われた今年度の春オケの公式ホームページ
演奏曲目は以下
ボロディン:だったん人の踊り
チャイコフスキー:序曲「1812年」
シベリウス:交響曲第1番

ちなみに去年度の曲目は
ホルスト:組曲「惑星」より「木星」
チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲
ショスタコーヴィッチ:交響曲第5番

去年も今年も春オケは聴きに行っただけだったが来年は絶対乗る!!

また時間があるときにいろいろ書いていきます。