杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言

杏林大学医学部管弦楽団 広報の小言

杏林大学医学部管弦楽団のコントラバス弾き兼広報の小言です。

次回の演奏会

第29回定期演奏会

<日時>
2014年11月1日(土) 16時開演

<会場>
三鷹市公会堂《光のホール》

<曲目>
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
ビセー 組曲「アルルの女」より抜粋
シベリウス フィンランディア

<指揮>
阿部 肇

皆様の御来場を心より御待ちしております。 全席自由・入場無料

杏林大学医学部管弦楽団ホームページ


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「ラフパガ」の愛称で親しまれるラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲」

「パガニーニの主題」とは、パガニーニの「カプリース24番」の冒頭数小節に出てくる

上の段の音たちのことである。
これの反行形(上下逆)が下の段であり、第18変奏に用いられている。

医コンのアンコールで演奏したのはまさしくこの第18変奏 Andante cantabileであり、「ラフパガ」の中でも有名で、とてもゆったりとしている曲である。最近だと、BRANZのCMで使われている。

変ニ長調(♭5つ)という弦楽器泣かせな調であるが、ピアノの場合は黒鍵を沢山使えるのでここまで♭があれば逆に弾き易いとかなんとか。

ピアノ独奏がパガニーニの主題を演奏したあと、オーケストラがそれを引き継ぎ、そして最後はまたピアノに受け継がれ静かに終わる。医コンではヴァイオリンソリストの方もいらっしゃったので、曲の冒頭と最後がソリストさん2人で、中間部は全員で、という編曲になった。

好きな部分は、中間部のオケ全員が入ってくるところである。Des-Dur (Db Major)の重厚な和音が鳴るので僕は迷わずオクターブ下げた(要は5弦の音域が使えたから好きなのである)。この変奏においてクライマックスのような部分である。


↑殆ど弦楽器をまとめただけになっているが、木管とピアノはさらに別の動きをしている。

アンコールということもあり、そしてソリストさん2人で奏でられるということもあって、半年間かけて練習してきたコンチェルトオケが終わってしまうのがとてもさみしくなるような、でも締めくくるのに相応しい曲だったのではないかと思う。

後期試験前にこんなことを書いているくらいだったら勉強した方が良いのかもしれないが、午後からやる………
(↑文字数の関係でminorのrまで入りませんでした…)

のだめの影響で一気に知名度が増したこの曲ですが、通に言わせるとピアコンは3番の方がいい!とかなんとか…

そんなこの曲ですが、何が革命的かというと、ピアノ協奏曲なのにオケがメロディーやってピアノが伴奏をしている部分がめちゃくちゃ多い!!(と僕の中では思うんですが)

第一楽章の冒頭。ハ短調のなかで和音が移り変わるとこ。ppのとこをのだめがffで弾いてしまった箇所ですね。それが終わってアルペジオがぐわんぐわん鳴って、さあ、第一主題。どう展開する??

弦楽器とクラがメロディーを弾く。(そいえば弦楽器+クラって組み合わせ、ベト5の冒頭もそうでしたね。)

え?

たしかに、チャイコフスキーのピアコン1番も冒頭はホルンの力強い音から入って、ピアノの刻みが終わったらヴァイオリンとチェロがメロディー弾くけどさあ。

で、一瞬ピアノがメロディー弾いてる?って思ってもすぐまた弦楽器にとられちゃうし。
超絶技巧を「俺いま超絶技巧を弾いてますよ!!どやぁ」というように出さず、オーケストラが引き立てられる不思議な曲です。


のだめでは第一楽章があまりにも取り扱われてて他の楽章の印象があまりないけど、第二楽章なんてつっこみどころ満載ですよ。

4/4で始まるけど、ピアノは3連x4つで小節を埋めるから、3拍子なのか?6拍子なのか?と思わせるし。
3連x4つでアルペジオしてる上にメロディーとしてフルートsoloがのって来たと思ったら、音域的に音色的にとても上手にクラに受け渡されて進んでいく。鈴子さーーん!!!自主規制
で、それを引き継ぐのがピアノです。アルペジオだれがやってるの?クラとヴァイオリン(pizz)です。
静かに動くなかにも躍動的なものがあり(中部のCadenzaは必見です)、そして最後はピアノ独奏によって静かに閉じる。


第三楽章はオケのppから始まる。そこから徐々に盛り上げては盛り下げてを繰り返し、最絶頂になったところでピアノが初めてはいる。超絶アルペジオで拍を数えられた試しがないが、でもそのあとはちゃんと入れるんです。不思議。

スケルッツォな雰囲気で、この楽章になってやっとオケと独奏楽器の掛け合いが協奏曲っぽいな、と感じます。

この曲のクライマックスはなんといっても最後PrestoからMaestoso、そしてRisolutoに至るまでの過程!

ハ短調だったのがハ長調になって(あれ、またベト5みたい)、ピアノのメロディーにオケが伸ばしで支え、Cadenza。Cadenzaの最後の高いソの音が鳴って、指揮者とオケとピアニストが一緒に息を吸って、タクトが振り下ろされた瞬間になるハ長調の華やかで重厚な和音!この曲に5弦で参加できてよかった、と思えるようなオルガンのペダルトーンのようなCを出して上に乗っているすべてをささえます(でも多分直接は聴こえません)。
ここからPiù vivoとRisolutoで加速してからはもうゴールに向かって走るだけです。最後は伸ばしではなく、潔くだっだだだん!で曲を終えます。


この曲は当楽団では演奏しませんが、楽団員数人が参賀している医オケ(医科学生コンチェルトオーケストラ)にて演奏されます。私も初心者ながら参加して、協奏曲の洗礼を浴びさせていただきます。

本番は23日!それまでにのこり2曲も解説できるか!?(多分できない。
春の新歓シーズンから夏合宿、そしていままで駆け抜けてきた我々オーケストラがついに明日、本番を迎えます。

この日のためにいろいろなことを犠牲にしてきたと思うので、上手な演奏ができなくても、後悔のない演奏ができたらな、と思います。


久々の投稿なのにしょっぱくなってしまいましたが、明日は一生懸命演奏しますので是非お聴きにいらしてください!