倒懸 | 教蓮寺 ~お寺日記~

教蓮寺 ~お寺日記~

このブログでは、愛知県西尾市吉良町にある
浄土真宗本願寺派 明源山教蓮寺の情報をお届けします
約550年前に建立され現在は本堂も新しくなり
お寺の行事として毎月7日の常例法座
毎月第1土曜の子ども土曜学校など様々な催しも行っております

いや~暑い(^^;)

暑いとしか言いようがありません

1度着た法衣は脱げません、もう着る時からベタベタです
(^^;)

教蓮寺の本堂はエアコンがあるので涼しいです

この三日間は本堂はエアコンつけっぱなしです

何故かと申しますと…


花の為です(*´∀`*)ノ

この時期の仏華は暑さのためにすぐ枯れてしまうのは

お墓参りをされておられる方はよく知っておられると思います



特に蓮の切り花は暑さに弱いので

せめてこの三日間だけでも良い状態の仏華をお供えするためにエアコンつけっぱなしです

さて、盂蘭盆会の続きです

ウランバナ経は、目連尊者と亡き母のお話しですが

ウランバナを日本語に約しますと

倒懸と言う言葉になります

倒懸は「逆さまに吊されている様」「逆さまに吊されたような苦しみを受けている様」と言う意味です

私達の日常は喜ぶべき事を喜ばず、悲しむべき事を悲しまない

心が逆さまになっているから、逆さまに吊されている様な苦しみを受けねばならないと仏様がお教えくださるのです

その掛け違えた心を正しい位置に掛け治すのがお盆、盂蘭盆会の行事です

この正しい教えに遇わせていただいた喜びを表して

お盆を歓喜会(かんぎえ)ともいいます

倒懸の現実は木蓮尊者と亡き母だくのお話しではありません

この私の事と受け止めさせていただきましょう