昨夜は素敵な月夜でしたよ
抜けるような空に満月
さて曇鸞大師様にはこんなお話があります
曇鸞大師は若いころから様々な経典や論釈を勉強されていましたが
ある時体調を崩されました
そこで仙人に弟子入りをして「不老長生の法」を学び身にけたそうです
そうした時に菩提流支三蔵(ぼだいるしさんぞう)という方に会いました
若いころの曇鸞大師は菩提流支さんに
「仏法にはこれ(仙教)に勝るものがありますか」と聞いたそうです
菩提流支さんはこれを聞いて地に唾して
「たとえ長生きしても迷いの世界を廻るなら、そんなものは尊くもなんともないし、仏法とは比べられもしない」
と言って浄土教の経典を曇鸞様にお渡しになり
「これを学べば必ず生死の迷いから解き放たれることができる」
これによって曇鸞大師は仙教の経典を棄て燃やして浄土教に帰依されたという事です
若いときは誰しも道に迷う事があると言う事ですね
良き師に会う、良き教えに会うという事は道を求めなければならない事で簡単に出会えるものではないのかもわかりません