人というのは、弱いと思う。


何かを拠り所として生きている。


例えば、経験だったり、学力だったり、実績だったり。


もちろん、我々は、他人を評価するときには、


そういうものを拠り所として、判断する。


今、何をしているか。


今まで、何をしてきたか。


そういう判断しかできない人が多い。


この人間が将来どのようになるかがわかっていれば、付き合い方を考えなおすことになると思う。


初対面の人間が将来どのようになるかが、すぐにわかれば、そのようなことに囚われず、判断できると思う。


将来うまくいく人の傾向と癖のようなものを見抜く力があれば、きっとおもしろい人生になる。


私自身は、自分の拠り所をあまり持たないようにしているつもりだ。


その一点に固執すれば、そこに固執しすぎて、判断を誤る。


しかも、人を見る目も曇りやすい。


そのような拠り所を持たなくても人間は十分強くできている。


思っているより、強くできている。