想像や妄想をすると、その方向に自然と体が動くそうです。


うまそうな料理を想像したり、酸っぱい梅干しなどを想像するだけで唾液が出てきます。


好きな異性とデートすることを妄想するだけでウキウキワクワクします。


自分が将来、どうなりたいかを想像するだけでも俄然やる気が出たりします。


しかし、単純に、想像も妄想もせずに、


何かを「しなければならない」と思い、受け身で義務感だけで行動していると、


想像が掻き立てられないものです。


また、営業をする際に、「この商品は…」と説明やうんちくなどを並べるよりは、


その商品を購入した場合に、いかに良い生活が待っているかをお客様に想像させるほうが、


より効果的な営業になります。


例えば、車の営業で、「この車の馬力は…」「5ドアで…」という専門的なスペックばかりを話すより、


「この車は、珍しいから、きっと助手席に女性が乗りたがりますよ」とか、


「チャイルドシートを積んでもスペースがこんなにありますよ」とか、


「キーレスなので、買い物で手いっぱいのときも楽チンですよ」とか、


ね。


そういうお話をしたほうが、お客様は、反応しやすいのです。


そりゃ、専門的に知りたい、マニアックな人は話が変わってきますが、


多くは、そうなのです。


どういう情景を想像させるか、というのが、営業では肝になります。


そして、営業だけに限らず、自分がうまくいくときの楽しい未来を想像することで、


我々は、「やる気」を出せるものです。


だから、一日に一回は、心を鎮めて、


楽しい未来の想像や妄想をするべきなのです。


想像や妄想の限界が、行動の限界なのです。