1歩進んだら、戻されて、

違う方法でやろうとしたら、邪魔が入って、

別の方法を試したら、また1歩戻される。

自分たちが目指すところになかなか漕ぎつけず、

これと言って、助けをくれる人がおらず、

うまくいきそうになると、壁が出てくる。


そういうときは、「何をしてもうまくいかない」と、「天使の休息」と言う場合もありますが、

私は、「一番成長できるとき」だと思う。

ちょうど、ライオンの子供が谷底に落とされたときみたいに、「自分で上がっておいで」と言われているような。

感覚としては、何も「うまくいかない」と考えがちですが、

厳しい状況だからこそ、綺麗な花が咲くもんで、

逆に、何をしてもうまく結果が出ないような貴重な体験は、人生でそうそうないもんです。

後々、あの時は、辛かったー!と笑えるように、

やれるだけやれば、良いのです。

何度か失敗を繰り返して、ふと自分の周りや置かれている状況を見てみれば、

そこには、きっと、本当に大事な人間がいて、重要な情報や物があるもんです。

喉が渇いたと、がむしゃらに走っていれば、いずれ、道は開かれる。

世の中、そんなに甘くないかもしれないけど、

うなだれて、じっとしてるよりは、オアシスに辿り着きやすいのです。

何もうまくいかないときは、必ずしも、うまくいってないわけじゃなく、試されているようなものだと思う。