2017 #古高俊太郎さま誕生お祝い週間 | おしりのうさぎ

先ずはありがとうございます(*´艸`*)

 

今年も俊太郎様のお祝いをタグでtwitterでブログでお祝いが出来て、それにイイネやリツ、コメントも頂けて応援もして頂いて感謝しておりますラブラブ

 

自分で企画するとねボッチ覚悟が必須なチキンで小心者なんですよw

なんのこっちゃですねww

そして何のタイミングですかね。企画〆の今日という日に梅田雲浜先生の自筆の書簡が見つかるというニュース記事を見つけました!!!

「弟子を知りたくば師匠を知れ」私の人を見る上での一つのヒントです。まずは親の顔を見ろみたいなねww えー、なんやったっけwww

雲浜先生も素敵な人間です。機会があれば俊太郎様のお師匠様にも一度目を向けて頂きたいです。

 

そんな愛する俊太郎様の新暦お誕生日のお祝いタグ

#古高俊太郎さま誕生お祝い週間

ツイッターにてこちらのタグを検索頂ければステキ過ぎる俊太郎様がわんさか見れちゃいますクラッカー

俊太郎様に想いを寄せる女子ならば必見ですぞ~゚ *。(●´Д`人´Д`●)。* ゚

 

そしてええ!!

リンクも頂戴しましたお祝い記事!!!!

お腹もいっぱい胸いっぱいになっちゃうよドキドキ仔猫にでも何にでもなれちゃうリンクはこちらです!!

 

~俊太郎さま誕生日のお祝いに~ by・:*:結姫。・:*:さま

 

#古高俊太郎さま誕生お祝い週間 by絆芽さま

 

俊太郎さまハピバ!! 恋のレシピ番外編 ~ For my sweetheart~ by紫乃さま

 

匂い袋できました

祝誕生 古高俊太郎 5/8 再・俊太郎様を育てよう by櫻井あいさま

 

第二回 俊太郎さま&土方さん生誕祭 レポ byむっちさま

 

本当に本当にありがとうございます~!!!!

そんな中ですね・・・・・こんなスンバラシイ記事の中・・・

私のお祝い記事を下らへんにアップしています・・・しかもおまけ付きですw

お目汚しになったらあかんのでホンマに下の方にwwwwww

興味ありそうやったら読んであげて下さいまし。

4月の艶の日の記事の続きものです。(少し修正してます)

 

そんなわけで、この度も多数のご参加ありがとうございましたラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

俊太郎様、生まれて頂いてありがとうございます。愛してます・・・

 

2017/5/8~5/14

企画 ぶぅきょん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まじでこっからww

 

『貴方と一緒に・・・』2017新暦お誕生日に

 

足が重い・・・だけではない
頭も体も重い・・・。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

お稽古から戻った置屋に、待ち望んでいた返事の文があった。

息をゆっくり吸い込む
そして大きく吐き出して
一度襖がちゃんと閉まってあるか振り返る。
絶対に誰にも邪魔されずにこっそり開けたいプレゼントみたい。
頬の緩みはもうどんな加減も出来ない。

さらりと広げた文からはわずかに久方ぶり過ぎる匂い。
目に留まる一文字ずつが既に愛しい・・・

だけど、そこに有る内容と日付けは・・・

「今日だ・・・・ね?」

小さく出た自身の声の直ぐ後だった。

「ほんまにあんさんはっ、桝屋はんが迎えに来てます言うてるやろ」

えぇ!?

涌き出たかの様に突如現れた秋斉さんは、少し開けた襖越しからすごい威圧感を室内に放っていた。

「すみませんっ!気付きませんでした!
えっ・・・・と?桝屋さんが?」

「早よ、きい」

「ぅあ、はい!」

何が起こったの?怒ってるの?
急展開過ぎる現状に少し混乱しながら階下へ行くと、当り前のように俊太郎様が居る。

「久しぶりやね。文は読んで貰えたやろか」

「あの、桝屋さん。先程文を広げたばかりでして・・・」

すると、何故?と言うような表情を見せるも、直ぐに閃き立った様子になり

「ふふっ、それはそれでようおした。
どちらにしてもこれを着て欲しい思て、早う来たんえ」

クスクス笑いながら俊太郎様が差し出したのは着物の入った箱だった。

文は書き出しらへんにあった日付けしか見ていない。
つまり、書かれていた内容を結局のところ読めていないのだった。
どうやら秋斉さんには今しがた話しを通していたようで、私は俊太郎様の「見せたい所」へ連れ立って貰えるのだそうで・・・それはいいんだけど・・・

何度か私を呼んでいたらしい秋斉さんは、どちらかというと目の前でニコニコしている俊太郎様に刺々しい視線を送り続けていた。

「なるべく早い帰りをお願いしますえ。
明日は座敷もありますし」

「へぇ、おおきに」

心持ち早口気味の秋斉さんに対して、間を置いて返事をした俊太郎様を見やって泊まりがけなのだという事を知る。
行ってきますの後で、止められない顔の熱を隠せるわけもなく。

「お楽しみは明日なんや」

そう教えてくれた俊太郎様はわざと私の顔を覗き込んで視線を合わせに来た。

「もう、わざとそうやって・・・イケズですよ・・・」

「そや、イケズや・・・堪忍
そやけど、おおきに」

こんなやり取りも数ヶ月振りである。
日が暮れて暫くしてから着いた宿は、中庭が大きく取られている為か部屋数は多くないのに外観は立派なお屋敷のようだった。
遅くなった事もあって、軽い食事を済ませたけども話しは尽きない。お酌をしながら明日に連れて行って貰える場所を聞いてみる。
だけどもやっぱり内緒にされてしまったのだった。
その代わりのヒントとして、朝早くから出ないと見れないものらしく。
それにも関わらず・・・私も悪いかもしれないけど俊太郎様は少ししか眠らせてくれなかったのだ。


うっすらと白む空が見えるわけでも無いのに、何故だか目覚めてしまった。
絶対に動きたくない。何より眠い。
そして体が重いのは俊太郎様のせい。
恨めしいのに、愛し過ぎる眠り顔がここに有る。寝息すら聞こえてこない程眠りこんで・・・

両頬を軽くムニッと摘まむと俊太郎様はクスッと笑って

「わっ?・・・わざとです。イケズ・・・したんです」

視線を逸らさないで強気で言うと、両手を掴まれてしまった。

「そんなんはイケズとちゃいますえ。
そやけど・・・夜のあんさんはイケズやったね」

再び熱くなる顔と・・・

もう何を言ったところで俊太郎様の方が上手なのは頭で十分に分かっている・・・

「お、おっ、起きますよ俊太郎様っ!朝ですっ!」

勢い良く体を起こし背を向けて襦袢を着直しても、今俊太郎様が可笑しく笑っているのはよくよく分かる。

「もう少ぅし休んでも間に合いますえ」

その言葉に反抗せずに本当に少しでも休んでおけば良かった。
この後悔すら元の因を辿って何度でも赤面してしまう自分がいて、もう本当に入る穴を探したいのだった。
そんな訳で目的地へ向かう道中を、俊太郎様に思い切り気を遣わせてしまう。


「こない急かせてしもて・・・休み休みでも大丈夫やから」

眠気と怠さで自分にすら参ってしまった私は、とうとう俊太郎様の言葉に甘えてしばしの休憩を貰う事にしたのだけど。
ここから更に心配をかけてしまう事になるなんて、全く思いもしていなかった。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「・・・・・」
「・・・・・」

話し声で意識を戻した。
道中の茶屋の奥を借り、しっかり一眠りしてしまっていたのだった。

あれ、俊太郎様・・・?どこだろ?

店内を出ようかと起き上がると、店主が顔を覗かせた。

「起きたんやね。よう休みはった?
ご主人はなんや確認せんとあかん事あるて言いはって、出向いて行かはったえ」

「えっ・・・そ、そうなんですかっ?」

ここで待っていれば良かったのに、店主が言っていた方向に足を向けてしまったのは寝起きで聞こえていた話し声のせいでもあった。

日が傾き始めると見れなくなる。
おそらく今日くらいまでが見頃。

同じような会話を昨夜もしていたから、一緒に見たいものが間違いなくそこにあるんだと思い込んだのだった。
その場所できっともう待ってくれている。自分の不甲斐無さで共に過ごす時間を削ってしまった。

申し訳ない気持ちと焦りが足を早めた。

一方で・・・

「なんやて?出てしもた?!」
「そうや、えらい気まずそうな顔してはりましたえ。
待ちなはれと言おうとしたら、もう外やったんや」
「どちらの方向かわかるやろか」
「いやぁ・・・急(せ)いてはったし・・・どちらやったかなぁ」
「えらいことや・・・」

要は入れ違いである。
意を決めた方向を、すれ違う人々に容姿などを聞きながら進むしかなかった。
初夏の昼過ぎ。額の汗を拭いつつ探し人はどこを歩いたのか。露店は漏れなく聞いて回った。

「小花柄の着物なんや。
髪は下ろして結うてて、小さい背丈なんや。
わての嫁なんどす・・・」

もう何度も繰り返す彼女の特徴。
いい加減、来た道を戻りかけようとすると後ろから小さな声がパタパタと二つ程話しかけてきた。

「おじちゃんっ待って!」
「うちら知ってるんえ、そのお姉はん!」
「ほんまに」
「うん!うちらのお寺さんに連れて行ったんえ。なー」
「なー」
「あんさんらのお寺さん?」
「そやで、着いて来て!」

子供達が袖を引っ張っていく方向にお寺などあっただろうか。

しかし今は小さな頼みの綱達に助けて貰うしかない。
細い裏道ばかりのいかにも『子供が通る道』を足元に注意しながら着いて行くと、表からは決して見えなかった場所にそれはあった。

「そら分からんわ・・・」

呟きをよそに子供達はキョロキョロしつつ

「おねぇーはーん!どこー?」
「まだこっちだよー」
「なぁんや。おじちゃん、お堂の裏に回るんやで」
「お姉はん待ってはるわ。良かったなぁ」
「あ、あぁ、おおきに」

子供達はあっという間に退散してしまった。
ここは主を無くしたお寺のようだが、傷んでいる程ではない。
表の喧騒すら入って来ず、違う世界かの様に静まり返っていた。
子供達に言われた通りお堂の裏まで回ってみるとなんとも申し訳ない表情の彼女がポツンと・・・

しかしその前に広がる光景に圧倒されてしまう。

裏庭一面に池。日陰の多い事で涼しい風がサラサラと水面を揺らしている。
そこには見事に咲く睡蓮が幾つもあった。

「俊太郎様・・・すみません。私、勝手に・・・」
「え?いや、わての方こそ一人にしてしもて堪忍や。
 そやけど何で?案内してくれた子供らに?」
「その。昨夜のお話しで、きっと睡蓮の事だろうと思って・・・俊太郎様の事も尋ねてたんですが、

 さっきの子供達に間違いないって言われてここへ・・・。本当にすみませんっ!」
「・・・・・」
「俊太郎様?・・・」

何をどう考えても腑に落ちない事が、何故か逆に彼の心をくすぐったようで。

「ふふっ・・・くく」
「し、俊太郎様っ?」
「いや堪忍。不思議で仕方ないんや。
 そやのにえらい可笑しいような嬉しいような」
「不思議?ですか?でも・・・」

曇り顔の彼女に取っては、自分の早とちりな行動を単に迷惑に変えさせてしまっただけである。

「あぁ・・・そやね、心配で心配で寿命もいくらか縮まってしもた」
「やっぱりっ・・・」
「せやけど。
 今はそんなあんさんに感謝してるんや。
 わてが見せたかったのは睡蓮どす。よう分からはったね」
「休んでたお茶屋さんで、お客さんが話してたので分かったんです。
 私を待ってお花が見れなくなっては嫌だったので、それで焦ってしまったんです」
「そやけど、此処はわても知らん場所や。
 子供達がわてを見つけへんかったら、こうして居れへんかった」
「はい・・・飛び出してしまった私は、あの子達に頼みの綱になって貰うしか無く・・・」
「わてが来るまで心細かったやろに。・・・わても同じなんやけど」
「っ?」
「あの子らに頼るしか出来ひんかった。
 大人が二人揃って可笑しな事やろ?ふふ」

今日の逢瀬を、見知らぬお寺と不思議な子供達に手伝って貰い。
予定にしていた見物客の多い場所ではなく、二人でひっそりと立派な睡蓮の池を愛でられている。
例え偶然の連続だったとしても、これを感謝せずしてどうするのかと、この上ない穏やかな表情で話してくれた。

「それでも、やっぱり心配をかけてしまったのは変わりません」
「苛む事はあらへんよ。あんさんをそないに疲れさせたんは・・・わてや」
「・・・っ!俊太郎様っ!もーっ」

頬を寄せてそう言われては言い返す言葉も上手く出せず。
水面と睡蓮を優しく踊らせる風に吹かれて、静かだったお堂の裏は少しだけ賑やかになったのだった。


 

おしまーい


2017年5月8日の新暦お誕生日に寄せて

黄色い睡蓮の花は5月8日の誕生花
花言葉は優しさ

IMG_20170514_233253419.jpg