Kokoのうつりゆくよしなしこと。

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~日々のよしなしこと~

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「新しい靴は自分を素敵なところに連れて行ってくれる。」
と、いう言葉を聞いた事はありませんか?

 

お気に入りの靴はどうしても頻繁に履いてしまいますよね。
パンプスの先端やヒールの部分が傷ついたり痛んでしまい、
がっかりすることって多くないですか?
パンプスは靴の履き口が大く負担が大きいのです。実は。
何故なら、先端に向かって足の圧が大きくかかるからです。
また、ヒール部分はぶつけやすく、痛みやすいです。
実はこれ、諦める事はないのです!!
簡単にリペアできるので、賢くリペアすれば見違えるようにキレイになり、
靴を長く履き続ける事が出来ます。

スタックヒールって何?

”スタックヒール”という言葉知ってました?
私はこの言葉知りませんでした。
”ヒール”とう一言でくくってはいけないみたいです(^^)

  • 「あの革じゃないヒールの事でしょう?木みたいに年輪がついてるヒール。」見た目が、
    茶色がかって層状に模様がついているヒールですが、材料が全然違うんです。
  • 本物の”スタックヒール”というのは、
    実は革を層状に積み重ねて作られています。
    昔から使われているのもので、若干の衝撃吸収性があります。
  • 「じゃあ、私が知ってるスタックヒールは何?」
    ”プリントスタックヒール”や”模造スタック”というもので、
    大概、強化プラスチックで作られる場合が多く、中に空洞があり、
    非常に軽量でなおかつ強靭なのです。「模造より本物のほうがいいんでしょう?」
    一概に、本物がいい!とは言えません。
    なぜなら、模造ヒールのほうが、軽くて、耐久性が高かく、
    機能面では、断然、模造スタックのほうがいいです。
  • 「スタックヒールのほうが、革巻きヒールよりもキズがつきにくいからいいんでしょう?」
    と、思われますが、実は本物の”スタックヒール”は傷つきやすいです。
    模造スタックヒールが、あんまりにも普及したための誤解なんです。
  • 「じゃぁ本物のスタックヒールの良さってなに?」
    少なくとも機能面では、現在のところは・・・ないです。
    あえて、言うとしたら「革独特の風合い」でしょうか・・・。

”スタックヒール”が傷ついた時

”スタッククヒール”はキズが目立ちにくく、リペアしやすいという特徴があります。
一部分が、めくれたり傷ついても、全体を巻き直す必要はありません。

めくれた革を伸ばして接着させたり、スタック素材を貼り付けてならすことでキレイに直ります。
写真赤丸内は補修していますが、全然わからないですよね。

”スタック”は革を層にしたような素材で(写真左側)、インクで染めて、色を合わせていくんです。
この部分補修だとそんなに高くないと思いますから、そのままにせず早めに直す事をお勧めします。

革巻きヒールが傷ついた時

“ヒール”を革で巻いたデザインは、ぶつけて革がめくれてしまうことってよくありますよね?
オーソドックスな革なら、似たような革を使って簡単に直せます。
修理期間は3週間~1ヶ月程の時間がかかります。
身近にある靴の修理店でもいいですが、私は、購入店に持ってくことをお勧めします。
同じモノでの修理が出来るので、電話で問い合わせするのもいいですね。
インポートや珍しい素材で色を使っていると、全く同じもので修理することは難しいですが、
できるだけ近い素材を探してくれます。
また、染色屋さんに依頼して、革を同じ色に染めてもらうこともできます。
”ヒール”のプラスティック本体が傷んでしまってる場合は、ヒール交換になります。
こちらもできるだけ近い形のものを探して付け替えることができます。

エナメル靴は修理しにくい

”エナメルの靴”はめくれてしまったり、エナメルがよれてしまうと
その革を元の場所に貼り付ける事しかできません。
うっかり、傷がついて、靴本来の色ではなく白くなってしまった傷は直すことが出来ないのです。
しかし、白くなってしまった部分を似たような色に色付けしてくれる事は可能です。

トゥ部分が擦れてしまう時


先端がとがった靴は特に擦ってしまいやすいですよね。
アスファルトや駅などの階段で汚れたり傷ついたりします。
ハーフラバーソールをほんのちょっとソールをアッパーより外側に出してもらいましょう。
(写真はわかりやすいように大きく出ています)
歩く時や駅の階段等でソールがつま先に当りやすい部分が直接擦れるのを防ぐことができます。
デザイン的に気にならない範囲のちょっとした工夫でも、靴を長持ちさせることができます

履き口が裂けてしまった時


ハイヒールのパンプスなどは前に重心が掛かるので、履き口が避けてしまうことがあります。
このように(写真左側)亀裂が入った部分の裏側に補強テープを貼り、
亀裂に沿ってステッチを入れます。
糸の色を元の糸に近い色を選び、デザインに馴染むようにステッチをし、
なるべく目立たないように仕上げることができます。
内側は補強テープの上から同色の革を薄く剥いて重ねるので、
見た目も履き心地も違和感がありません。
仕上がり(写真右側)も気になりませんよね。
余程、近くでジーッと見つめなければわからないんです。

ヒールのかかと

よく「ヒールのコツコツ」と鳴る音が耳障りだったりしませんか?
ちょっと金属音と共にするコツコツ音。
あの音は【トップリフト】が長らく履いているうちにすり減ってしまって出ている事が多いのです。
”ヒールのかかと”はちょっとした事で取れちゃう事が多々あります。


ヒール本体まで削れてしまうと、ヒールごと交換もしくは、左右の高さを合わせる為に削るという事をしなければならなくなります。
本体まで削れる前にトップリフトの交換をするのが良いです。
また、ちゃんと【トリップリフト】をしてあるのに音がなって
気になる場合は”ヒール”の空洞に詰め物をしてもらうと音が鳴らなくなります。

まとめ
お気に入りの靴は購入したら、ハーフラバーソールを貼り、
ほんのちょっとソールをアッパーより外側に出してもらう。
道を歩いてる時、マンホールやちょっとした道のトラップに気を付けて
ヒールのピンが傷つかないように注意して歩きましょう。
とは言え、足元を気にしてばかりいると素敵な出会いを見逃してしまう
ので適度に気にかけてくださいね^^
修理を出す際は購入店で直すか、プロの靴職人がいるお店に持ち込む事がいいです。
今回私は、大事に履いていた靴の履き口が破れてしまって修理店を探していたら、Rifareを見つけました。

 

 

とても親身になって修理の方法、アドバイスをして頂きました。
大切な靴はちょっと手をかけるだけで、長く履く事ができます。
大切に靴を履いて「素敵な場所」へ連れていってもらいましょう!