今回は映画やゲームのレビューじゃなくて、あの事件について思う所があるので書いて行こうと思う。
あの事件って言うのは所謂「アイドル刺傷事件」でシンガーソングライターの冨田真由さんがめった刺しにされたアレである。
あんまりこういう事件に関しては書こうとは思わなかったんだけど、ネットではソースがあるかどうか疑わしいネタが流れている事もあるし、親とこの話題にした際の認識の差というものにジェネレーションギャップというには「それはどうよ」って思う所もあったので今回あくまで自分自身の考えを残そうと書いた次第です。
個人的に今回の事件で3点気になる所があったんですな。
①警察の対応
②加害者である岩崎容疑者
③SMS
①に関しては「またかよ」って部分と「仕方ないのか」って部分が感じられたんだな。
またかよってのはストーカー法が成立したにもかかわらずこんな大事件が起こってしまった事。
桶川ストーカー事件からストーカーに対して法整備がされたのにもかかわらず、未だこんな結果が起こってしまう警察に「やる気あんのか?」って思ったんだな。
「仕方ないのか」って部分はストーカーに脅かされる人が一人や二人だけでなく、現実問題として一人一人をボディガードできないって所。
もちろん、後者に関しては手が回らない所はあるだろうが、その代り岩崎容疑者はツイートでしっかりと自殺ないし殺人予告と取れる文章を残しているんだわ。
これだけ殺意が感じられるであろう文章を特定の人間に対して発信しているのに、しばらくツイートや接触が無いという理由で家宅捜索や任意同行をしなかったのは怠慢って言われても反論できんだろう。
そしてそれに対してメディアが余りプッシュしていないのもどうだろうって思う。
メディアでは「元アイドル」「SMSでアイドルと一般人の距離」とかくらいしか報じてなく、警察の不手際に関して一個も議論されていない。
ここでうちの親は「一々個人のストーカーに対して相手する余裕無い」「ツイッターなんて不確かなものでしか宣伝しない方が悪い」って言いだしたもんだから、「あぁ、団塊世代からすればその程度の認識なんだなぁ」って思ったんだな。
そりゃあ法整備しても実働部隊である警察の中身が育ってないんだから意味なさないわけだ。
②に関しては、「勘違いの身勝手」これに尽きるだろう。
熱烈なファンなのかも知れんが、なれなれしく絡んで送った時計が送り返されたから殺意湧くってキ○ガイ以上だろ。
こういうのが自分自身がこんなに熱上げてるのに思い伝わってない⇒興味持ってくれない⇒自分に興味持たないやつは○してしまえって理論なのかね。
こういうやつは文字通り客観的に物事見れないんだろうな。
なんで物を送って帰ってきたか、送られた相手はどういう心境だったのだろうか。
普通はそこらへんを考えて次はこうすれば好印象を持ってくれるかな、こうやり方がまずかったかなとか考えると思うんだが…
で、これはアイドルファンだけでなくアニメ・映画・漫画・ゲームなどのサブカルチャーファンが、こういうごく少数の大馬鹿野郎のせいで一般人から一からげで変な目で見られるんだな。
例えば、各ゲーの技を真似てみたかったといって傷害事件を起こす、アニメのグッズ欲しさに万引きした、強盗した、ゲームやアニメみたいにやってみたかったと殺傷事件を起こす…
滅多に起こるもんじゃないが、起これば我先にと知識人ぶった門外漢がトンチンカンなことを言って、「影響を与えたゲームが悪い」だとか何とか言って批判する。
今回もSMSのおかげで距離が縮まったから問題が起こったのであって、被害者側も用心するべきだったとか言う話もちらほら聞く。
被害者側は用心のために警察に届けたが警察がほぼ動かなかった。
もちろん被害者側はライブを中止するという選択肢もあったんだろうけど、それをしなかったのはファンのためか、キャンセルすることでも損害額を考えてしまったか。
ただ、一人のアホな自称ファンのために楽しみにしてくれている他のファンをないがしろにしたくないという思いがあったんではないかと思う。
結局、自己中心的な考えしかもてなかった所を見ると、職場や家庭でもそういった言動があって、その程度の教育しか受けられなかったんだろう。
内容は異なると思うが、私も普段はサラリーマンとして通販業についていて、時折オペレーターの手伝いをすることがあるが、常識外れとしか思えないクレーマーに遭遇することがある。
電話対応は順番であり、早いものから対応していくのが普通だと思うが「俺が困っているから先にしろ」だとか「お前のところで物買ったってるんやぞ」とか「何回電話していると思ってんねん、わかるやろ」とか。
友達に電話してるわけでもないのに回数電話こなしているから名前わかるやろとか、他の抜かして自分優先しろとか、逆の立場だとどうなるんだろうねぇ。
普通に考えれば現行で社会人、まぁ年金生活者もいるだろうが、ほぼ会社勤めの経験者のはずなんだよな。
だったら会社にルールがあって、お客様に対しても対応するルールがあるはずなんだが、それが理解できないらしい。
自営業ならわからんでもないが、会社勤めの経験者が自分が客ならルール捻じ曲げ上等と思っているからたまらない。
何が言いたいかと言うと、自分自身が冨田さんだったらどう感じたか、なんだよな。
なれなれしくツイートされ、更に時計を送りつけられたら自分だったら受け取るか。
私の場合は自分自身がこういうことをされたらどう思うか、を前提としてお客様や会社の同僚と接触している。
まぁそこまで考える脳みそがなかったから「無視された⇒○してしまえ」って超絶短絡的な思考になったんだと思うが。
③に関しては今更だけど、SMSは立派な証拠になるんだから怪しい書き込みしているやつがいたらしょっ引けってんだよ。
もちろん何でもかんでも対応していたら人は足りんし、特に関西人の場合はノリで「死ね」やら「ぶっ殺すぞ」って使うから、そこまでやってしまうと言論弾圧につながるから難しいといえば難しい。
ただ、今回みたいに一定期間に特定の相手に向かって殺人予告みたいな書き込みがある場合は問答無用で家宅捜索や任意同行求めろよって話なんだよな。
それですら言論弾圧だってんなら最初の1~3回は厳重注意で、注意受けてから犯罪犯したら通常の罪状より更に重くなる(懲役2年⇒禁固10年)とか。
本当に罪を犯したくないのであれば注意の時点で抑えられるはずだと思う。
ここら辺は免許証と同じだな。何も無ければゴールド免許だけど、事故とかで点数減っていって最終的に免停っていう。
だから注意しても同じ行動を起こすやつは普通に犯罪者としてム所に送ってやればいい。
ストーカー法に関しても注意とかだけだから抑えられないんだと思うんだよ。
文字通り痛い目にあわせてストーカーさせる意欲無くす位のペナルティを課さないとこの流れは止まらないんじゃないかなぁ。
特にこのご時勢、SMSは個人間のやり取りだけでなく、イベントを告知するツールとしても重要な位置にある。
まして、いわゆる地下アイドルみたいに資金に余裕の無いところは重要な客寄せなわけで、それを絶たれてしまうと経営に支障が出てしまう。
人の命とどっちが大事だと言われたらぐぅの音も出ないが…
だからこそ、ここら辺はきっちり整備しておくべきなんだよな。
単純にブロックしただけでお終いにもならないし。
そして、客に関しては危険物を持ち込んでいないか劇場スタッフなりガードマンなりが連携しなければならない。
これなんぞいつぞやの握手会での刃傷事件あったのに活かされていないってことだからな。
予算が云々で人が増やせないとかなら防弾チョッキではないにしても刃の通りにくい制服とかにしろよって思う。
ガードマンなのにガード出来なければ普通に職務怠慢だろが。
今、ツイッターで冨田さんが峠を越したと流れている。
本当かどうかはわからんが、助かったのであればそれは嬉しい。
が、20箇所も刺されている以上後遺症は免れないんじゃないかな。
ギターを弾いて歌を歌うのが好きだったのに一人の犯罪者によってここまでされたんだから正直憤りしか感じない。
出来る出来ないは別として、私自身は加害者は死刑であるべきと考える。
27才の成人男性が今更性根を入れ替えて生まれ変われるとも思わないし、明らかに殺意を持って殺しにかかってきているのに再犯しないと言い切れない。
では刑務所に入って罪を償う?
そんな殊勝な性格ならそもそもここまで計画を立てない。
まぁ現実問題懲役刑だろうけど。
後、賠償金も請求されるだろうけど払わないんだろうな。
支払い能力無ければ払わなくて良いのが今の法律みたいだし。
こういうときにこそ金融機関使ってお金立て替えて、加害者から早く立替た分を引き上げるのにこき使えば良いと思うんだがなぁ。
後、どこかのサイトで見たが竹田恒泰さんがツイッターで「逮捕された人物は「自称・岩埼友宏容疑者」と報道されている。自称ということは本名でないということ。」といわれていたが、本当に日本人でないのであれば母国へ強制送還されるべき。
これはこの件に限らず犯罪を犯した外国人はすべからく母国へ強制送還し、二度と日本へ渡るようにしてはだめだろう、ってか他の国もそうじゃなかったかな?
詳しいソースが無いので断定できないけど。
日本人だからとか外国人だからとかではなく、日本人なら法律にのっとった上で処罰、外国人なら強制退去、なだけなんだけどな。
このツイートでは一部の方々が偉い剣幕で、それこそ○しそうな勢いでキレているのを見かけたが、別に普通でしょ。
特定人種や民族を差別しているわけでもなし。
名前が自称ってことは裏づけが取れていない、卒業アルバムがあるのに氏名がわからんってのは何かあるんで無い?って疑われても文句言えんだろ。
これ以上先へ進むと本題からずれるから止めておくが、ただ2chで騒がれている在日認定だけはいただけない。
この件に限らず日本人が殺人事件や話題性の高い事件を起こすと加害者や犯人を「実は在日だった」と書き込むサイトをちらほら見かけるが、証拠や確たるソースも無いのに確定するのはいかがなものか。
私はこのブログを立ち上げているとおり、香港映画や台湾映画が好きで、中には韓国人の俳優も出ているし、まだ見ていないが見てみたい韓国映画もそれなりにある。
しかし、映画やドラマという文化と社会は別物と考えている。
映画やドラマは監督のメッセージ性であったり思惑があったり詰め込まれているものであり、問題なのはそれを利用して適当なことを報じているところだと思う。
抗日だなんだなんて言い出したら、李小龍の「ドラゴン危機一髪」なんて日本人がありえないくらい悪役なのに、日本では根強いファンが多い。
それは求めているところが違うから。
もちろん、認定するのには因果はある。
物事にはなんでも「原因」があって「結果」がある。
それは外国人犯罪者の中でも韓国人と中国人がダントツで多く、更に海外でも事あるごとに日本を敵視しているからだろう。
そういった背景があるからある程度は仕方が無いものの、だからといっていきなり認定ではさすがに筋が通らない。
もっとも先にも言ったとおり、外国人であろうが日本人であろうが犯罪を犯した以上は罪を償えって事なんだけどな。
ただ、それに対して日本は公正させる事を是としているせいで軽く判決されるという欠点があるわけで。
そこは計を厳しくしないとこの先同じ事件が出てくるように思えてならない。
願わくば、冨田さんに一日も早い回復と容疑者には厳重な処罰を望むものである。
まとまっているようでぜんぜんまとまっていない乱雑な長文、失礼しましたm(u_u)m