ほんの数分、走っただろうか……
●●さんが車を止めた。
え? で、結局、内見先のアパートはここなわけ?
なんかでも、この●●さんと二人っきりで内見するっていうのも
正直、気詰まりだなあ……
初対面で、二言目にはいきなり意味不名の予算確認をされたのを皮切りに、
やれ、自分の不動産屋のサイトをスマフォでチェックしろと言われた時も、
昨日、エージェントからレンタルスマフォを借り受けてきた
ばっかりの私は、その操作すらうまくいかず……
当然、英語もおぼつかないから常にしどろもどろな感じで……
これ……
「このいい歳したアジア人女、こいつ、相当アホだな」
とか思われてんだろうな~~~~
とか考えては、どんどん落ち込み、
ますます喋れなくなっていく……まさに
「負のスパイラル」
に突入しつつあった私……。
とにもかくにも、
なんたって今日はアパートの内見に来たんだから、
部屋を確認しないことには始まらない。
●●さんに促されるまま、車を降り、
小狭いアパートの入り口をくぐった。
ふ~ん……
「これであの家賃って、やっぱ東京に比べて、どう考えても相場、高いよね~」
部屋に入る前からすでに、期待薄な感じが漂いまくる……
●●さんが、ここだという部屋に足を踏み入れると、
そこはまだリニューアル中、といった感じ。
でも、わからない。
これでもう、リユーアル後ってことなのかもしれないし????
壁の塗り方とかなんだか甘いし、
決してきれいに整っている部屋とは言い難いけど……
LAのアパートの場合、
そもそもが私の家賃予算ではどうあがいたところで、
この程度の部屋にしか住めないのかもしれないし……
は~~~~~
私は一体、これからどうなっちゃうんだろう……
今度は●●さんへの不信よりもむしろ、
これからの自分への不安がよぎりまくる……。