俺は大人という種類に分類されているといることを。
一体なんのための、線引きなのか、区別なのか、とにかく俺はもう高校生の頃の俺からしたら、おっさんという事になる。
ちなみに、あの頃の俺は目に映る人間全てをバカにして見下してこんなつまらない人間にはならねーぞ!!
と鼻息を荒くしながらオナニーをするしょーもない毎日を送っていた。
一体どこからあの自信が出て来ていたのかは定かではないけど、
今はそういう反骨精神には一生懸命蓋をしたりしてる。
気づいたら根拠のない自信の意味とか考えるようにはなってしまったけど。
今じゃ友達には嫁さんと子供がいるし、
なんかよくわかんないBARとかでカクテルとか呑んじゃうし。
昔は、重くて遅くて曲が長いから途中で飽きちゃってたメタリカも最後まで聴けるようになっちゃう始末。
ここ重要。
激しい音楽だけを求めて、
いろんなの聴いてた中学時代。
いわゆるハードロック、ヘヴィメタルって言われるジャンルがとにかく激しいという噂を聞きつけるも、そこにあったのはキレイなシャウトと、早弾きテクニックギターに、破廉恥な女の歌詞、もはや美しいとさえいえる音楽だった。
とりあえずなんもわかんないから、色々聴いた。
ツェッペリン、エアロスミス、クイーン、ブラックサバス、ガンズ、モトリークルー、メタリカ、メガデス、スラッシャー、アンスラックス、パンテラ、、、
ガンズやパンテラには何か感じるとこがあってはまったけど、この時の俺が求めてるものは、そこで見つけられなかった。
そんな時に偶然兄貴の部屋でブルーハーツのCDと出会う。
衝撃だった。
あーこれなんかリンダリンダ言ってる昔はやった人達か。
程度の気持ちで聴いたのに、
その後の俺の人生、というか生き方というか、考え方の全てが変わった。
もはや、バイブルだった。
完全に世界が変わった瞬間だと思う。
今でいう中2病というか、
周りのやつらが全員退屈な人間に思えたり、突然生きてる意味を考えはじめたり、誰にでもよくある事だけど、
中学一年生の俺にとってはすごく深刻な悩みの数々を、
ヒロトはまるでお見通しというか、
最終的には分かり合える友達のいない俺の唯一の友達みたいに思ってた気がする。
それからはなんとなくもとめる音楽を探しながらも、ガンズを聴いたり、ブルーハーツに感動したりして過ごしていた。
そんなある日、いつものように1人でブルーハーツを聴いていたら、すごく気になる歌詞が聴こえてきた。
それは、パンクロックという曲で、
「僕!パンクロックが~好きだ~!中途半端な!気持ちじゃなくて~!
あぁ!優しいから~好きなんだ~!
僕!パンクロックが好き~だ~!」
という超ストレートなバカみたいにわかりやすい歌だった。
さすがに、頭の悪い俺もヒロトはパンクロックが好きなんだな!
っていうのが痛いほど感じ取れた。
そして、問題はその後の優しいから~の部分。
それからというもの、俺はパンクロックが気になって仕方なくなった。
パンクロックって優しいんだ。
ん?優しい?
どういうこと?
もしかして、ブルーハーツってパンクロックなの?
てことは、パンクロックってのはみんなブルーハーツみたいにかっこいいってこと??
そこから俺はパンクロックを調べはじめた。
当時はパソコンとか持ってなかったし、
携帯も使えなかったから、
本とか色々読んだ気がする。
ロックの歴史みたいなやつ。
そこで飛び込んで来たのが、70年代初期パンクとか、ロンドンパンクの夜明けだとかニューヨークパンクっていう言葉と、
ラモーンズ、セックスピストルズ、クラッシュというのがその時代のパンクバンドの代表という文字と写真だった!!
今考えるともっといるだろーパンクなめんなカス!!
って感じだけど、
あの時の俺にはその発見だけでかなり満足だった。
写真を見た瞬間に、何かが体の中を駆け巡ったような感じがした。
今まで見ていたハードロックやヘヴィメタルのやつらに比べて、圧倒的に見た目がかっこよかったからだ。
変なグリグリのロングヘアーはいないし、
派手なキラキラした服じゃなくて、
シュッとしてて個性的でボロボロな服きてたり、革ジャンきてたり、なんかとにかくかっこよかった!!
すぐにCDを買いに行こうと思ったが、どれがいいのかわからない。
でも全部は買えない。
そこで、当時年頃なのもありセックスにも興味しんしんだった俺は、1番名前の響きがいい、セックスピストルズを買うことに決めた。
そして、セックスピストルズを聴いてまた衝撃をうけることになる。
そこには、俺の求めていたかっこいい音楽があった。
下手くそでスカスカで音だけ聴くととても激しいとは言えないけど、
なんかめちゃくちゃで、めちゃくちゃなのにエラそうで、言ってることはすごく真面目で社会のいろんな問題の事を歌ったりしてるけど、とにかく下手くそで、、、
どーりで、ハードロック聴いてもダメなわけだ。
俺の求めてた激しさはこういう激しさだ!!
と思い、それ以降パンクにのめり込んでいくことになる。
次回、PUNKS NOT DEAD!!