デイサービスにも行ったことがなく、いきなりの入所だったので、私は母の様子が心配で毎日面会に行っていました。
施設のリビングにあるホワイトボードには、当日の食事の献立が書かれていて、私が毎日それを見ていると、スタッフさんが
「ちょっと待ってて下さい」と行って事務室に行き、しばらくしたら1ヶ月分の献立表のコピーを持ってきて下さいました。
毎日の献立はとても美味しそうなものが多く、おやつも毎日違う洋菓子や和菓子、フルーツ。
これは食事が楽しみになるのでは?と、思いきや...
「〇〇さん(母)は食事は1割から3割くらいしか食べてません。
環境が変わったせいもあるかと思いますが、これでは食事量が足りないので、何か好物があったら持ってきてあげて下さい」と言われました。
献立表、よーく見ると、母の好きなエビフライ、とんかつ、マグロ(丼)はありません💧
(スタッフさんに聞いてもやはりこれらは出ないそうです)
まぁ、確かに...施設では入れ歯のお年寄りも多い事だし、とんかつは無理かな?
私が帰省した時は必ずこの3つは母と一緒に皆で食べていました。
が、施設に入ったらもう食べられないなんて...可哀想。
いやいや、母は認知症。
エビフライやとんかつ、マグロ丼のことももう忘れてしまったかもしれない。
それもまた...切ない💧
スタッフさんから「好物があったら持ってきてあげて...」と言われても、エビフライは持って行きづらい。
(ってか、それはダメかもね)
というわけで、おやつ系の好物、ジャムパン、バームクーヘン、スイートポテト、栗まんじゅうなどを私は毎日せっせと届けていました。(施設のおやつと被らないように)
お母さん、エビフライのことは忘れても、私のことは忘れないでね!