2020年


5月2日から6月中旬まであった

『嵐のワクワク学校オンライン』。


懐かしくて、当時の公式期間限定アカウントを

しばらく見てた




大野先生の授業は5月30日






『絵を描こう』の授業。


その大野先生授業のテーマが



上手い下手は関係ない

自分なりの視点を手に入れ

毎日を輝そう





そうか、下手でもいいから

自分なりの視点で自分なりに描けばいいんだ、と


''宿題''を提出するために

一生懸命智くんの絵を描いたの懐かしいな

大変だったけど、楽しかった照れ





公式アカウント見てたら、メンバーが

いくつか作品を選んでコメントしてるんだけど

智くん、コメントの最後に必ず


「ありがとう」


って言うの。


らしいなぁ。




大野先生が描いた自画像







この年の3月頃

『ジャニーさんの肖像画』を描いていた智くん


その時の着想と手法が、

この自画像にも使われていることがわかる




『FREESTYLE2020』作品集で

ジャニーさんの肖像画について


これはね、まず黒いポイントになる部分…鼻の穴とか口とか、っていうのを先に描いてみて。それで、もう『似てるな』って思ったから。じゃあ、周りにいろんな色を入れてみようと思って。でも…いろんな色を入れたら、また違う顔に見えちゃうのかな?っていう心配もあったんだけど、やってみると意外とキープできるなと思って。それなら、もっとたくさん色を入れようってなって…とにかく、一回気が済むまで色を入れてみて。



途中、塗り潰そうかと思ったくらい、

なかなか先が見えず苦労した『ジャニーさんの肖像画』。色を十数色入れた頃、いきなり見えてきた、と。


「あぁ、やっと見えた!」

「さすが、ジャニー!」

「手強い!! けど、見えた!」


そこからは、もう…楽しくなったね。



ワクワクオンラインの智くん自画像も

''黒いポイントになる部分、鼻の穴とか口とか''

が、はっきりわかる。



いつもは''目''から描く智くんが


今までに無い新しい手法では、

黒いポイントになる部分、鼻の穴や口から着手した。


ワクワク自画像もそうして描かれたんだな、と

想像する。



当時の自分のブログで大野先生の授業を一部

文字お越ししてたのを読んだんだけど、

智くんのワクワク自画像を観たニノちゃんが


こんな色を使ってる先生見るのも

久々っていうか珍しいですよね。


確かにね、今まであんまりなかったかも。




まぁ、僕も39年生きてきたんで

いろいろな経験したのを

色で表したみたいなところもあります。



と。




智くんのアートをめぐっていると

智くんにとって''色''というものが、智くんのなか

奥深くに

内在してるんじゃないかなぁ…と思う





2014年の『PERSON』。

赤いジャケットに林檎を持つ智くん美ジュ❤️

インタビュアーの橋本達典さんとは旧知の仲で

インタビューの内容も凄くいい。


そのなかで橋本さんが

撮影時の衣装は、テーマに合わせて本人が「意外と似合う(笑)」と語る''赤''を基調にした。


赤いジャケットが

本当にすごく似合ってる智くん



赤い衣装を「意外と似合う」って言う智くんが

何だか凄く印象に残って。''赤''ですぐに思い出すのがやっぱり作品集『FREESTYLEII』。



インタビュアーの米川さんが、智くんについて

ー対人とのコミュニケーションでは、口数も決して多くないし…自分からたくさん情報を出すタイプの人ではないと思うんだけども。絵とか作品からは、ものすごい情報を発してるのを感じるんですよ。そう言うと


でもね、それは分かる。絵はね……っていうか俺、色が好きなんだよ。例えば、自分じゃ着ない服ってあるじゃん。でもこの世界にいるから、地味にいなきゃっていうのが…やっぱあるの。昔から。赤とか、ほんとは着たいんだよ?


ーえ、着たらいいのに。


嫌なの。


ー着たいのに?


うん。恥ずかしいの。それは、この世界にいるから。もしこの仕事をしていなかったら、何着てもいいし…もっとカラフルだったかもしれないって思う(笑)。



そういう意識がデビュー当時からある。

この時点で2015年。デビューして15年以上たってもその意識がある。フィギュアの帽子がカラフルなのは、そういうところで(自分を)表している、と。


なんか…


こういうところが智くんだなぁって思う

この世界にいるから、地味にいよう、恥ずかしい、という


考え方、在り方


この世界、人前に出るお仕事でそういう考え方って稀なんじゃないかなぁ。どんなに人気があっても、調子に乗ったり天狗になったりしない、出来ないという智くんのスタンスは、こういうところから出来ていくんだなぁ…と思って。




そういう


智くんの在り方があって、の




活動休止発表後の

2020年5月のワクワク学校オンライン

自身の授業でカラフルな自画像を描いて


「39年の色々な経験してきたことを色で表した」


と言う智くんの


これまでとそこから先に

想いを馳せる。












智くんにとっての''色''。



2011年、亀梨くんの肖像画

のちに亀梨くんが、嵐にしやがれにゲストで来た時に披露されて、その右目について亀梨くんが語ってくれた


絵のもとになった写真は両目が見えていたけど、

亀ちゃんの右目めちゃくちゃいいから

敢えて右目だけを描いた智くん。その目のなかに…

描く前に何かいろんな色をちょっと、入れてた…んじゃないかな…目にする前。と。



あのちっちゃな瞳の奥にいろんな色が入っている

そう思うだけで凄すぎて感動。その過程を見たいなぁ




『FREESTYLEII』作品集のなかの

制作過程の写真のなかにあるコレ⬇️






たぶん

『ちょんまげの子』の瞳だと思うんだけど

これ観ただけですごいドキドキする。


この


小さな瞳の中に

細かく描き込む感性の凄さに息をのむ。

真ん中の赤い部分に瞳の奥の光を感じる。



そして


2020年の『新作・パグちゃん』は

『智とめぐるFREESTYLE2020』で

実はこの目のなかには数えきれない色が入ってる。

そう言ってた智くん。




いろんな色で描いた上から、色をかぶせてその色合いはほぼわからなくなるそれは、リスペクトする奈良さんの手法。




2015年、初めての油絵『みっちゃん』も

2020年、『新作・パグちゃん』も


あの表面のダークな色の向こうにたくさんの色が入っていることは、過程の写真でわかる。


2020年、大型細密画の元絵、世界地図を塗り潰す際には、いろんな色を垂らしまくってから黒ベースでのばすという手法で、あの黒の奥に豊かな色を感じれる



その全てが上から色をかぶせて、さらっと観ただけでは

元の色はほぼわからない




そんななかでも



2016年。

『FREESTYLEII』大阪個展のみに展示された

『智くんの自画像』はカラフルと白の融合。


それまでは

「自分を描くのは嫌だ」と言って

『水彩画・怪物くん』も顔は外国の子供の顔。


そんな智くんかが初めて''自分''というものをキャンバスにのせた時、色を隠さなかった。そして、上からかぶせるのではなく、カラフルと白との対比で筆を走らせ、キャンバスを彩ったその筆の走らせかたに、私は勢いを感じた。そこには、彼にしかわからない何かがあるのかな、と想像する。



それを、『嵐を度する展覧会』の『OHNO ROOM』に展示したそれは自分自身を象徴するもの、だったのかも。





全部、私の勝手な想像。



''色''を全面にそのまま出した主な作品って

『ジャニーさんの肖像画』

『智くんの自画像』

『ワクワク学校オンラインの自画像』。


『ちょんまげの子』の裏のカラフルな点々もそうなんだけど、あれは東日本大震災復興の象徴、希望の光。だから意味合いがまた全然違う。


『ジャニーさんの肖像画』

ジャニーさんだからこそ、あの新しい手法が生まれたんじゃないか。ジャニーさんを描く前、何を描いたらいいか悩んでいた時、言ってた作品集。

外国の小さな女の子の色とか空気感が好きなんだろうね。何より女の子が着てる、いろんな色の入った民族衣装が綺麗だなぁと思って。これを、自分なりの色で描けたらいいかもなぁ、絵になるなぁって。

この時の「自分なりの色で描けたら」という想いも、ジャニーさんで叶えていることが、スゴい。




そして2020年、
''色''だけで表現したたくさんの抽象画たち。



これで全ての制作完了、という段階で
家でできるサイズのキャンバスを注文した、と話す智くん。

たぶん、色をやるだけだと思うけど…。
ー''色をやる''のが今、楽しいんですね。
それが一番、気が楽で、楽しい。無心になれるっていうか、考えないでやってるから。



自身の経験を色で表した
ワクワクオンラインで語る智くんが

自由に。

そう願い、想いを馳せ、私も自分に生きたい。