嵐 会社設立 のニュースが
日本中を席巻した4月10日。





not 嵐ヲタの先輩から
「大野くん復活だね!」とLINEが。


「復活じゃないですよ?嵐が会社設立したんです」
「これからツアーで全国まわるのかな♡」
「だから復活じゃないですってば笑」
「へ?」


えらく断定的だな?って思ったら


スポーツ新聞とかで
嵐始動‼︎→嵐復活‼︎
みたいな見出しがあるのもあって


そういうのを観た人がなんとなく
嵐復活なんだ‼︎って思っちゃったのかな照れ





今さら思ったのだけど

嵐 会社設立 のお知らせメール
すごくすごく絶妙なタイミングだったんだなって

5:05っていう時間で
''5''を意識してファンを喜ばせてくれたものでも
あったろうけど、


なんていうか…たぶん、
考え尽くされたタイミングだったのかなって

想像してた。



TOKIO、KinKi Kids
兄さんがたも自らの未来を決断し、進もうとしてる。


嵐の決断


皆の未来が
良い方向に行きますように。








前回のブログ記事で
『智のひととき』『智のひととき2』の事を書いたら


2008年『FREESTYLE』開催前日の
準備の様子を見せてくれた
『転世薫風』のDISC2を思い出した。



オグさんが個展を観に来てくれるからプレゼント、と
オグさんの似顔絵を描く智くん。あれは秀逸映像だなぁと思う。

細いペンで
オグさんの瞳から描く智くん。

難しいと言いながら細いペンでどんどん描いていく。髪の毛の1本1本をスーッスーッと、迷いなくペンを動かして描いていくサマが気持ちいい。出来上がった絵も見せてくれてるけど本当に繊細で大胆で、想いが溢れてる。



''瞳''で思い出したのは
『亀梨くんの肖像画』。


2011年『+act.』。
『ちょんまげの子』を描きだしたタイミングで、東日本大震災があって描けなくなっていた時期、亀梨くんの絵を頼まれた、と。本人から「描いて下さいよ〜」と10年くらい前から会う度言われていて、

じゃあ「(参考になる)写真持ってきてくれたら描くよ」って言っちゃったの(笑)。そしたら、3日後くらいにマネージャーづてで写真が送られてきて。

やっぱりさ、10年間言われてたから…さすがにね(笑)。だからデカいキャンバス買ってきて。完全に似せてやろう!と思って描いた。凄く面白かったね。

そっくりだよ。自分でもビックリしちゃって。(中略)ずっと見てたもん、亀ちゃんの顔。これを描いてたのが5月くらい。


『ちょんまげの子』が描けなくなってるタイミングで、亀梨くんの絵を完成させて
自分の中で達成感でいっぱいになった。だから、自分の絵が今描けなくなっちゃってる(笑)。



その絵を

亀梨くんゲストの嵐にしやがれで見せてくれて、亀梨くんが当時のことを教えてくれたのが、とっても印象的なエピソードだった。







その肖像画は

亀梨くんの右目だけ描かれていて、左目は

髪の毛に隠れている絵



亀梨くん写真は両目見えてる状態だったんですけど、(智くんが)「あえてこれ片目にしたから。手抜いたわけじゃないから。これは亀ちゃん写真ずっと見てたけど、亀ちゃんの右目めちゃくちゃいいから」って言って下さって。



描く前に

いろんな色入れてたんじゃないかな。




『智とめぐるFREESTYLE2020』の時には
新作『パグちゃん』の瞳にたくさん入れた色の話ししてた。

実はこの目のなかには数えきれない色が入ってる。何色いれたんだっけな。ほんで最終的にこれにして。だけどもう一生見れないんだけど。ふふ。



瞳の奥から感じ取る印象を
たくさんの色を重ねて入れることで表現する智くん。




…今、気が付いたんだけど


瞳の中に色を入れるのは、
亀梨くんの肖像画がたぶん最初で、2011年


初代の『パグちゃん』の瞳に
カメラを構える自分がうつり込んでるのを
そのまま描き表した、2015年

新作『パグちゃん』の瞳には
数え切れないほど色を入れた、2020年




で、『智くんの自画像』。







右目の中に赤い色が入っているのがわかる。この自画像については、智くんの口からほとんど語られてないのでわからないけど、亀梨くんの肖像画と同じようにいろんな色を入れてるのかも。


で、左目。





私、これ、
左目をこんなふうに白く、塗りつぶすように表現してることに、智くんの何かしらの想いがあるのかなと想像してたんだけど。


亀梨くんの肖像画では
左目はあえて描かずに右目を強調した。そう考えると…

智くんの自画像も、もしかしたら
白い左目ではなく、色を入れた右目のほうに

智くんの想い、メッセージみたいなものが
あったのかなぁって…。










書道家の森大衛さんの言葉


タレントさんによくありがちな''私が作ったこれって素敵でしょ''''俺が書いたこれってスゲーだろ''的なものをみると、ちょっとイラッとするじゃないですか。それが大野くんの作品には一切ない。職人といってもいいほど自己の内面と可能性に謙虚に真摯にひたむきに向き合っている。それはどんな分野にも通じる道だと思う。



私、この森先生の言葉が大好き


「俺が書いたこれってスゲーだろ、的なものが大野くんの作品には一切ない」

「自己の内面と可能性に、謙虚に真摯にひたむきに向き合っている」



智くんの作品に魅力を感じる理由のひとつは、

そこだと思う



そこが、


2008年『美術手帖』

インタビュアー米川さんの言葉とつながるの。


大野個人の中にある「描きたい/つくりたい」という純粋な想いに、突き動かされるようにして生まれた作品群は、だからこそ何にも媚びていない。だから、見るものを強く惹きつける。



そして、それが

2015年『婦人画報』

智くん本人の言葉につながる。


僕、描くことに関しては、ファンの人に合わせることはできないんですよ。そうすると自分がどっか行っちゃうから。





この、

森先生の言葉と、米川さんの言葉と、智くん本人の言葉

がつながってること。


描いた本人とそれを観た別の人ふたりが、智くんの作品について同じ意味の事を語ってるということの


その凄さ。



智くんのアートに関する考えかた、在り方もまた、

生き方と同じでいつも一貫してるって事なんだよね。




『FREESTYLEII』作品集

俺はテーマを作らないじゃん。タイトルも付けないし、描きたいものを描いてきた。でも、今描いてるもの…今後描くものも、たぶんテーマはないと思う。ただ、自分が好きなものを描くだけかな。っていうのは、今回改めて思った。


基本、俺の作品に''理由''はない。だって、描きたいから描いたんだもん。


「描きたかったから、描いた」しかないんだよね。


''今の自分''が、たぶん二回目(FSII)にはある。それが全てじゃない?どう考えても。前回からの7年間の自分、でしかないから。絵って、俺にとって日記みたいなもので。今の状況で、こういう絵が描きたいから、描きましたっていうだけの話だから。


智くんが作品集でいつも言う描きたいものを描く
智くんにとってそこでしかないってとこ

それがとても、
シンプルで自由で真っ直ぐで純粋。

そこが、とっても魅力的で
作品たちも、
作品に対する智くんの考えかたも
もう本当に好き。


あぁ…好きすぎてなんか
泣きそうなってきた笑





智くんのアートは。

絵が上手な人が、誰かに見せるために描く
それとは全くの別物。


米川さんの言葉、
「大野個人の中にある、純粋な思いに突き動かされるようにして生まれた作品群」

だから観るこちら側の心が
揺さぶられるんだ。




唯一無二の智くんの作品たち

『株式会社 嵐』でしっかり守られるよね、きっと

おねがい