今日は長女の21歳のお誕生日

毎年この日は恒例で生まれた時からいま記憶に残ってない頃までの話をするのだけど

元夫との調停で参ってるせいもあって

小さい頃の話をするとどうしても出てくるパパの

その存在感がキツくて例年のように楽しませてあげられなかった


わたしはこの子も次女も摂食障害のまま産んだ

妊娠中体重が増えることや大きくなるお腹が

恥ずかしかった

赤ちゃんが生まれることは嬉しかったけど

自分の体型の変化に気持ちが付いていかなかった

妊娠期間中も頭の中はダイエット

体重増をお医者さんに叱られた時は定期検診に行けなくなった

自分が太る事実より

人に体型とか体重を咎められることに強く傷つくのは

摂食障害の初期から今でも変わらない

出産病院での祝い膳なんて箸もつけられなかったな

子どもが生まれてからは今でも

自分の分のごはんを作ってない

子どもの残りがあればそれ、なければ無し

ただ、今は

噛んで飲み込むだけのものを

食べて吐いている

やめたいのにやめられない

この食生活が2年以上続いている

それまでの摂食障害は

今思えばかわいいもんだった

ここまで来てこの歳でここまでひどくなるなんて

普通に食べることがこんなにも難しくなるなんて思ってなかった

あと半月で50歳になる

18歳で発症して

こんなに継続してるものは命の次に2番目

治りたいと思ってから悪化してるのは皮肉だな

やめたい気持ちは持ち続けて

ボチボチ努力もしないとね

お医者さんのブログ?いいの見つけた

長く罹患してるから同じ病気の知り合いが何人もいる(いた)

軽くなった人

治った人

重症化した人

病死した人

自殺した人

統計通り5人に一人くらいは死んでいった


わたしも去年死にかけて

死が思いのほか近くにあることを

身を以て感じた

死ぬのは怖いと思わない

でもまだ死んだらダメなような気がしてる


完吐きが面倒くさくなって

随分と痩せからは脱出した

吐き残しで太っただけだから

摂食障害(摂食脳)自体は少しもよくなってないけど

随伴症状として存在した多くの不調は軽快した


不整脈、呼吸困難、低カリウム血症、低血糖、脱水症、抜け毛

かなりよくなった

お風呂も好きな時に〔命懸けではなく〕入ることができる

トイレまで歩けなかったのが

子どもが起きるのを待たなくても

一人でなんとか行けてる(キンツウがあるから簡単ではないけど)

服が重くてペラペラのしか着れなかったのが

結構なんでも好きな格好ができるようになった


ある程度は体重って生きるために必要なこと分かった

あの

痩せて痩せて小さくなり続けて消えてしまいたかった思いも薄れてきた

簡単に会えるような人間関係は皆無だから

それなら

『消えていい』ではなくて

別に消えなくてもいいやって思えるようになった


ここに引っ越して半年

生きてきた中で一番安心してる

もうしばらく穏やかにゆっくり過ごして

少しずつでもいいほうに変わっていきたい


去年は行けなかった花火、今年は見に行けた


それだけでも嬉しい