初めての型取りでは吐いてしまい出来なかった次男君。

 

とても申し訳なくて、このまま次男君は矯正は出来ないのかなと私は弱気になってしまいました。

 

でも、先生は優しくて、型取り出来ないと矯正も出来ないから何回か通ってもらって型取りの練習をしましょうと言ってくれました。

 

その日から週に1回歯医者さんに通って型取りの練習が始まりました。

 

まず、型取りに使うものがどの様に作られているのかを次男君に説明してくれました。

そして、実際型取りの材料を水に混ぜて練る所も体験させてくれました。

 

次男君、最初は恐る恐るでしたが、次第に慣れてきて自分で練って、指で触る事も出来ました。

 

次男君の口から出る質問に先生は丁寧に答えてくれて、その先生には心を開いているようでした。

 

型取り材には子供の抵抗を少なくするために、イチゴのにおいが付けてある物と、大人用に何も匂いがついていない物がありました。何も匂いがついていないといっても、ゴムくさいのと少し、ミントのようにスースーする感じはありました。

 

次男君が初めてで吐いてしまったときはいちごの匂いがついている方を使用していました。

 

先生は次男君になにが嫌だったか聞いてくれて、次男君が匂いが嫌だったと伝えたので、においなしの方を用意してくれて匂いを嗅がせてくれました。

 

最初は変な匂いがする。と嫌そうでしたが、話をしながらしばらくすると慣れてきたようで、こっちならいいよと本人が言いました。

 

その後一もう一度型取りをする事になりました。

 

やっぱりまだ嘔吐いてしまいましたが、何とか下の歯の型取りを取ることが出来ました。

 

ただ、上の歯になると嘔吐くのがひどくて涙も出てきて今回も上の歯の型取りはすることは出来ませんでした。