そこから一年に一回、定期的に見て頂いていました。
長男君がお世話になっている先生は漏斗胸を専門に見ていて、手術の経験件数もとても多い先生です。
その先生は、小学生の間は基本的に手術はせず、ある程度成長が進む中学生以降に手術するのがいいとずーっとおっしゃっていました。
漏斗胸は見た目が鳩尾部分がへこんでいて、水泳の時間や着替えの時間、上半身裸になると普通とは違うとわかります。長男君は小さいころからスイミングを習っているからか、上半身裸になることにまだ抵抗はありません。小学校4年生ぐらいまでは周りの子も容姿に突っ込んでくることはありませんでした。
小学校高学年になると、周りの子に、へこんでない?と指摘されることが出てきたようです。
そのことに関して、長男君が嫌だとか言ってくることはありませんでした。
でも、手術するかについては本人の意思と先生から何回も言われていて、最初は手術はしたくないなぁ~。どうしようかなぁ~。という感じでした。
それが、今は手術はしたい。と言っています。長男君が気にならないなら手術はしなくてもいいよとは伝えてあります。
定期的に本人の意思を確認しているのですが、長男君が自分で手術したいと言い出した時から変わりません。
長男君の父が漏斗胸だと言うことは以前書いたと思うのですが、父は手術はしていません。
父が子供の時は、漏斗胸の手術と言うと、胸を開いてろっ骨を折って…聞くだけで大手術でした。なので、当時義母は手術を受けさせないことにしたそうです。本人も内容を聞いて手術はしないと決めたそうです。ただ、高校生の頃は、学校の授業の水泳は見学して、人の少ない補習を受けていたそうです。
そのまま大人になり、現在も明らかにへこんでいます。毎年の健康診断では、心電図検査で引っかかっています。お医者さんにも漏斗胸の事を話して、毎年経過観察です。
その父本人は、自分が子供の時に今の手術方法があれば受けていた。と言っています。
今も受けようと思えば手術する事は出来るけど、もう今はいいと言っています。一番漏斗胸で嫌だった時期は、中学校、高校頃だったそうです。
その話を聞いているので、母としては、手術できるのであれば、しておいたほうがいいのではないかと思っています。
あとは、手術をすると、退院後しばらく生活に制限がかかります。なので手術の時期をいつにするかが問題なのですが…。続きます。