今日は、東京15期のメンバーに、
肥満と便秘の講義をオンラインで行いましたが、
雑談での話題は、やはり新型コロナです。
私も日々、
新型コロナについては考察しているんですが、
重症患者に肥満症患者が多いことが、
欧米各国の医療現場からの報告で
わかってきたようですね。
中医学では、
肥満には「痰濁(たんだく)」が絡んでいるといいます。
痰濁とは、簡単に言うと、よどんだ水分。
字のごとく、「ネバネバ」とし、
老廃物や中性脂肪やコレステロールなどに変化します。
やっかいなのが、
この「ネバネバ」は、その質もさることながら
症状がネバネバ=粘っこく、
なかなか治りにくいこと。
しかも、体内の痰濁に、
外からの湿が加わると余計に。
今は春で気候もいいのですが、
梅雨時は日本も高温多湿で、
痰湿が余計にたまりやすいのです。
なので、
なんとか梅雨時までに
ある程度、収束していてほしいと思うのです。
まず、痰濁を生まないためには、
肥甘厚味のものを日ごろから摂りすぎないこと。
肥=脂っこい物、
甘=甘い物、
厚=味が濃い物 です。
この時期、「ステイホーム!」で
ご自宅でお食事を作ったり、
テイクアウトで頼むことがあるけど、
ぜひ、肥甘厚味に気を付けてほしい。
こんな時期、楽しみはお食事~♪
なんだけど(その気持ちはよーくわかる☆)、
内容によっては逆効果になるから。
あとはお酒の飲みすぎも注意です。
自戒を込めてますが(苦笑)
適度ならいいけど、
余分な湿を溜めやすいし、
つまみの内容によっては
やはり痰濁を助長させます。
ストレスや運動不足で
瘀血(血行不良)になり、
それが痰濁と合わさると
なおやっかいです。
痰濁は、食が豊かな現代人に多い証です。
ガン、糖尿病、動脈硬化、高血圧…
どうでしょう?
「基礎疾患」と呼ばれるものに該当しますよね。
「自分は基礎疾患がないから」ではなく、
「自分は痰濁体質」なのかどうかが重要なんです。
(これが中医学の「証」というもの)
痰湿は、日頃の食生活の見直しから!
さ、そろそろ夕飯の準備しなちゃ。
今日はヘルシー中華の予定^^
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また食べたいなぁ。
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