桂皮茶が人気があるんですよ、とお客様からご注文を頂き、急いでね、と言われるので急いだんですが・・・。
夫が買って持ってきた桂皮がなんか違う。
以前のは細かくしすぎて香りが飛んでしまったといわれるので、大きく砕いたものの香りをかいだら・・・。あら?なんか香りが少ない。色は濃くて綺麗なんだけど・・・。
砕き方が問題じゃなくて、品質の問題だったらしいです。
比べるために自宅にあった肉桂を砕いて煮だしたらいい香り。色も上品。味も良い。

良く見ると、形状も違うんですよね。
夫が買ってきたものは皮がない。自宅にあるのは皮がある。
桂皮っていうぐらいだから、皮がないとダメなのかな、と思ったんですけど、調べたら産地によって色んな種類があるんですね。

ちなみにSB食品さんのサイトによると・・・。
http://www.sbfoods.co.jp/sbsoken/jiten/detail.php?SPCCODE=00026
「今日シナモンといえばセイロン肉桂、カシアは中国肉桂のことを指します。しかし産地により、インドカシア(インド シッキム地方)、安南桂皮(アッサム地方)、東京(トンキン)肉桂(安南産変種)、シントック桂皮(インドネシア産)、日本肉桂(ニッキ)(日本産)などの名称でも呼ばれ、その形状、風味もそれぞれに違います。」

以上引用終わり

だそうです。

さて、韓国では中国産の肉桂は輸入されていないのか、少なくても京東市場では販売していないです。韓国産はありません。(夫の証言)
扱っているのはインドネシア産とベトナム産です。
で、香りがいまいちだったのがインドネシア産、夫が買い直したのがベトナム産です。
それに、インドネシア産とベトナム産は、形状が違うので木の種類が違うのかも。
ベトナム産は本当に皮で薄いです。インドネシア産は、皮かどうかの判断はできず、分厚いです。

日本でよく知られているシナモンスティックはセイロン肉桂ですかね?あんなに薄いのは市場では売っていません。生薬じゃないと思うし・・・。

シナモンティーと桂皮茶とどう違うんですか?などとマヌケなことを尋ねたら、
「シナモンティーは紅茶でしょ」と言われました。
そう言えばそうですね(笑)

桂皮は体を温めるし美味しいので、多くの方に飲んで頂ければいいな、と思います。

*追記です。
ベトナム産の桂皮について説明しているサイトを見つけましたのでご紹介します。
「漢方薬のきぐすり.com」さん
http://www.kigusuri.com/furusato/vietnam.html

どうやらベトナム産の桂皮は、それなりの品質があるみたいですね。
それから、日本で流通している桂皮は、ほとんどが中国産とか・・・
何で韓国で売っていないのかちょっと疑問ですが、

なんのサイトかちょっとわからないですが、桂皮の規格や品質について書かれています。
metabolomics.jp」
http://metabolomics.jp/wiki/Tochimoto:Cinnamomi_Cortex

これを見ると、ベトナム産>中国産 みたいです。
韓国(東医韓材)ではベトナム産桂皮を3種類販売しています。
YB2,YB,ともう一つの規格はちょっとわかりません。
値段も高い順にYB2、YB3、もう一つの規格です。

ちょっと調べたら、桂皮って日本でほとんど売っていないみたいですね。
小分けして小売しようかな、などと思ってしまいますね(笑)