出会って、かれこれもう17年くらいかな?
お世話になっているお寺さん。
普通の檀家としては、少し濃いお付き合いをさせて頂いてて…。
特に、奥さんとは母親をはじめ私も濃い関係だと思う。
母親にとって良き理解者で、きっと奥さんにとってもそうだったと思いたい。
私が一人暮らしを始めてから、なかなかお会いする機会は減ったものの、時々用事でお伺いする際は、奥さんにちょっとしたお菓子を渡したりしてた。
私にとっては、第二の母のような人。
苦労する性格なのは、奥さんと母親はそっくりで、でも、だからこそ素敵な二人で…。
先日、久しぶりに両親と近所にあるお墓にお参りに行ってきた。
その帰り道、朝ごはんを食べにお店に入った。
たまたま、私が母親に聞いた質問。
「そういえば、奥さん元気??」
すると、母親が…
「それがね、奥さん、病気なの…。」
病気という言葉にしては、表情が曇りすぎている事にすぐ気付く。
「奥さん、良くないの??」
「あのね、ガン…って…。」
え?としか言えず、黙っていると、父親が口を開いた。
ステージ3
末期
私には、聞き覚えのありすぎる言葉だらけで…。
昨年、まだ百貨店勤務だった頃、大好きだったお姉さんのような方をガンで失った。
娘さんの結婚式を控えていた。
式の予定日を急きょ早めた娘さん。
それでも、末期のガンには太刀打ちできなかった。
私は亡くなる2日前にお見舞いに行っていた。
一部の人しか病気の事や病院の事は知らされておらず、でも、元気だった。
だと思っていた。
私の手を握りしめ、涙ながらに訴えかけるあの目を、私は一生忘れない。
病気なんかに負けないから!
売場に復帰するからね!
跪き、涙をボロボロ流して話を聞いたあの日が、まさか最期になるなんて…
今だに言葉に出すと泣いてしまうから、人には話せない。
あれから一年…。
また??
ガン??
私はお店の中だというのに、ボロボロ泣いてしまった。
我慢してたつもりだったのに、泣いていた。
あんな思い、もうしたくないのに。
神様…やめて下さい。
助けて下さい。
お母さんは、言った。
「奥さんも頑張ってるからね。」
これを書きながら泣いてて、きっとすごくキモい子で、でも涙は止まらない。
みんな幸せになってほしいのに。
神様はいじわる。
助けて下さい。
大好きな大好きな、優しい可愛い奥さんを。
ガンなんて、なくなってしまえ。